Knight's & Magic & Carrier 5
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とすら行ってしまった。4ヶ月という短期間で、ここまでのことをやってのけてしまった者を怪物と呼ばずになんと呼べば良いのか。私にはわかりませんね。さて、お遊びはこれぐらいにして拘束させてもらいます。貴方達野蛮人にぴったりの罰を怪物が提案してくれましたから」
「ふん、それはこちらのセリフだ!!貴様など男に抱かれるだけの人生を送らせてやる!!」
クリストバルが幻晶騎士を突っ込ませてくるが、奴の言う未来は決して訪れることはない。
「無理ですね。私は勇者と共にある!!」
クリストバルの乗る幻晶騎士の剣を片手で受け止め、握りつぶす。そのまま逆の手で顔面を殴り飛ばし転倒させる。
背面武装を踏み潰し、手足を一本ずつ引き千切る。最後に胴体をシェイクする。これで自殺も出来ずに汚物まみれになったことだろう。というか、シェイクが念入りすぎだろう。
「次にこんな風になりたくなければ分かりますよね?」
艦橋の目の前に大破した幻晶騎士を見せつけて両肩のファルブレイズを発射直前の状態で待機させる。
4ヶ月ぶりに開放されたデルヴァンクールの中央広場に6畳ほどの大きさの檻が置かれ、そこに一匹の動物が入れられている。そばに設置された看板には危険物は投げ入れないでくださいと書かれ、石や刃物などの絵にバツ印が描かれている。
「悪趣味ですね」
「いやいや、侵略者が殺されずに拷問にもかけられず、怪我をすれば治療まで施してもらえ、庶民的な食事までちゃんと与えられて、差し入れも自由な時点で優しいと言われるしかないな。いやぁ、聖人扱いされちゃうなぁ」
「衆人観衆に見られ続け、自殺を図っても蘇生させられ、今までの環境から考えれば最低を通り越した食事、市民からは毒や針なんかが入った食べ物に、捕虜になった部下にはまともな物を差し入れることは不可能。態々2日に一度の捕虜の散歩コースに中央広場に連れて行くなんて、両方に対する嫌がらせですか」
「日に日にあの動物は態度が悪くなっていくからな。寝返る奴らが増えてきていて結構結構。人手はいくらあってもいい。重要なことは任せられなくてもな。魁をやらせて、戦果を上げれば正式に引き上げる。昔からある伝統ある取り込み方だ」
エレオノーラと二人で書類に目を通してサインを行い、新しい書類に目を通す。それをデルヴァンクールを開放してからずっと続けている。周りにいる文官達が顔を青ざめているが無視だ。
「ここ、着服してるのが居る。あの質でこの値段はおかしい。監査を入れろ。工房自体は可動させ続けろ。最低限の報酬の奉仕活動だ」
「こちらの要望は却下です。今は戦力を整えるのと、国民を安心させるのが最優先です。パーティーを行う予算があるなら外壁の修理に回しなさい」
「北のクシェペルカ軍
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