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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百十八話
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「黒糖…?」

「甘草だ」

「肝臓?」

「甘い草と書いてカンゾウと読む」

「へぇ…。甘いんだ」

暦はその黒い飴を口に投げ入れた。

そして、その顔がだんだんと曇る。

「………薬局のガシャポンの消しゴムの味がする…」

「にゃははは!みゃふふふ!みゃはっ!みゃひひ!」

なおそれを見ていた一夏は大爆笑だ。

笑い転げていた。

「おうおう、どうしたんだ?一夏君?
にーちゃんと一夏の顔が反比例してるぜ」

暦は火燐を一瞬にらみ、サルミアッキの箱を投げた後、リビングを出た。

「なんだこれ?」

それを駿河が隣から除き込む。

「ああ、サルミアッキか。懐かしいな」

「神原先生これしってるの?」

「うむ。以前バスケットボール部員の一人が土産に買ってきた兵器だ」

「兵器?」

「簡単に言えば、物凄く不味いのど飴だ」

「ふーん…」

火燐は箱から一粒取り出してまじまじと見たり、匂いを嗅いだりした。

「普通の飴っぽい…?」

「火燐ちゃん。騙されてはいけない」

が、駿河の忠告虚しく火燐は飴を口に含み…

兄と同じく顔をしかめた。

「なにこれ…」

「ちなみに北欧では普通に食べられていて人気だ。
日本の納豆や梅干しと同じだな」

「う…解説ありがとう神原先生…でも、これ無理…」

と兄の後を追った。

「みゃふふふふ!」

笑い転げる一夏に、撫子と月日が手を伸ばした。

「ねぇ撫子ちゃん」

「もー。言わなくてもわかってるよ月日ちゃん」

二人は一夏をくすぐり始めた。

「ひみゅっ!みゃふふ!にゃひっ!」

「それそれー!」

「一夏君かーわいー!」

無論そこにロリsが入らない訳もなく、エレン、リム、円香も入る。

「あら、面白そうな事してるわね。私達も行くわよ神原」

「うむ!」

ひたぎと神原も加わり、一夏はいっそう実をよじる。

それも猫っぽい動きだった。

と、そこで神原が和から抜け、見ていた箒の隣に来た。

「なぁ、ご主人様」

「ん?」

「あれを一夏君に使うのはどうだろうか」

「アレ…?」

箒は首を傾げたが、直ぐに合点が行った。

「ふむ……暦さんも居ないことだし、まぁ…構わんか…。
いや…問題はエレン達か…」

アルシャーヴィン姉妹も、円香も箒からすれば『他所の子』だ。

円香は義妹(正確にはまだ違う)だが保護者は千冬だ。

「ん?どうせ分からないのではないか?」

「……………………………そうだな」

箒がリリムキッスの起動式をロードする。

「奏。弾くなよ」

一拍置いて、箒が術を発動させた。

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