暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百十八話
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「黒糖…?」
「甘草だ」
「肝臓?」
「甘い草と書いてカンゾウと読む」
「へぇ…。甘いんだ」
暦はその黒い飴を口に投げ入れた。
そして、その顔がだんだんと曇る。
「………薬局のガシャポンの消しゴムの味がする…」
「にゃははは!みゃふふふ!みゃはっ!みゃひひ!」
なおそれを見ていた一夏は大爆笑だ。
笑い転げていた。
「おうおう、どうしたんだ?一夏君?
にーちゃんと一夏の顔が反比例してるぜ」
暦は火燐を一瞬にらみ、サルミアッキの箱を投げた後、リビングを出た。
「なんだこれ?」
それを駿河が隣から除き込む。
「ああ、サルミアッキか。懐かしいな」
「神原先生これしってるの?」
「うむ。以前バスケットボール部員の一人が土産に買ってきた兵器だ」
「兵器?」
「簡単に言えば、物凄く不味いのど飴だ」
「ふーん…」
火燐は箱から一粒取り出してまじまじと見たり、匂いを嗅いだりした。
「普通の飴っぽい…?」
「火燐ちゃん。騙されてはいけない」
が、駿河の忠告虚しく火燐は飴を口に含み…
兄と同じく顔をしかめた。
「なにこれ…」
「ちなみに北欧では普通に食べられていて人気だ。
日本の納豆や梅干しと同じだな」
「う…解説ありがとう神原先生…でも、これ無理…」
と兄の後を追った。
「みゃふふふふ!」
笑い転げる一夏に、撫子と月日が手を伸ばした。
「ねぇ撫子ちゃん」
「もー。言わなくてもわかってるよ月日ちゃん」
二人は一夏をくすぐり始めた。
「ひみゅっ!みゃふふ!にゃひっ!」
「それそれー!」
「一夏君かーわいー!」
無論そこにロリsが入らない訳もなく、エレン、リム、円香も入る。
「あら、面白そうな事してるわね。私達も行くわよ神原」
「うむ!」
ひたぎと神原も加わり、一夏はいっそう実をよじる。
それも猫っぽい動きだった。
と、そこで神原が和から抜け、見ていた箒の隣に来た。
「なぁ、ご主人様」
「ん?」
「あれを一夏君に使うのはどうだろうか」
「アレ…?」
箒は首を傾げたが、直ぐに合点が行った。
「ふむ……暦さんも居ないことだし、まぁ…構わんか…。
いや…問題はエレン達か…」
アルシャーヴィン姉妹も、円香も箒からすれば『他所の子』だ。
円香は義妹(正確にはまだ違う)だが保護者は千冬だ。
「ん?どうせ分からないのではないか?」
「……………………………そうだな」
箒がリリムキッスの起動式をロードする。
「奏。弾くなよ」
一拍置いて、箒が術を発動させた。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ