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ロボスの娘で行ってみよう!
第7話 論文で要点を教えよう
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るのが軍ですが、それを判らない軍人が多いことその辺りに警鐘を鳴らずべく今書いているんですけどね、そこでラップ先輩に見て頂こうと思いまして」

「けど、その辺りなら、ヤンかワイドボーンに見て貰えば良いんじゃないか?」
「ああ、ヤン先輩は怠け者ですからね。ワイドボーン先輩はそれほど親しく有りませんし、そもそも、辺境に居る方の直接の意見を聞きたかったんですよ」

「なるほどね、それが俺がピッタリだと言う訳か」
「そう言う訳です」
「判ったよ、論文の情報を送ってくれれば考査して見るよ」

「お願いします、ハイネセン特産品と共に昨日送っておきましたから。
クリスマスプレゼントには成りますよ」
「此奴、俺が受けるように仕向けたな」
「戦略ですからね」

「ハハ違いないな」
「それでは、ラップ先輩宜しくお願いします」
「了解だ」

リーファは画面が消えると、1人ほくそ笑むのであった。
此で、エル・ファシル脱出用の幾つかのプランをラップ先輩に印象出来る。
此ならエル・ファシル民間人脱出が可能になるだろう。

あとは卒業前の遠洋航海を第八艦隊でやって、エル・ファシルへ進路変更して助けに行くかだな。
あんまり公私混同はしたくないんだが、親父に頼めばシャンプール辺りまで行けるんじゃないかな。
時期的には788年の5月頃が良いんだが5月で卒業直前で行けるか、やってみるしかないな。


■自由惑星同盟首都星ハイネセン テルヌーゼン市 同盟軍士官学校校長室

 校長室へリーファがロボス校長に面会に来ていた。
「ロボス候補生です、お伝えしたいことが有り参上しました」
「うむ、入りたまえ」

ロボス校長は、娘が訪ねてきたのが嬉しいのか頬をゆるめる。
「リーファどうしたね?」
「幾つかあるんだけどね」
「言ってみなさい」

「来年の遠洋航海は何時で場所はどの辺なの?」
「それは、守秘義務だが次期は5月の一月だな」
「もう少し」

「仕方ないな、絶対に言わないようにな。ポレヴィト方面だったな」
「ポレヴィトか、エルゴン方面じゃ駄目なのかな?」
「卒業前の候補生を送るのは危険すぎるのだよ」

駄目か、此では使えないな。
「父さん、ありがとう」
「他のはなんだい?」

「今論文を幾つか書いてるんだけど」
「ほうほう」

「第一論文は絶対にやってはいけない作戦」
「興味があるな、どんなモノだい?」
「例えば帝国領侵攻作戦」

「それは、イゼルローンが陥落しないと出来ないな」
「ええ、陥落したとして、やってはいけないことを書いているんですよ」
「成るほどな、出来たら見せて貰おう」

「第二論文はイゼルローン攻略法2種」
「それこそ重要ではないか」
「一つ目が並行追撃戦法、敵艦隊
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