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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十七話 命の理由 2
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なのは達が病院での騒動を治めていた頃、フェイトははやてに呼び出されていた。

はやての口から説明された事とは……





魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。





フェイトside

言いたい事があるとはやてに呼び出され、私は部隊長室に出向いていた。

そこで伝えられた事とは、

「臨時査察って、機動六課に?」

地上本部からの査察があると言う事だった。

「うん。地上本部にそういう動きがあるみたいなんよ」

困った。今、このタイミングで査察が入るとは思ってもみなかった事だ。

あるとしたら、もっと前にあってよかった筈なのに何で今更?

悩んでいる私とは対照的に、はやてはお茶を飲んで落ち着いている。

「地上本部の査察は、かなり厳しいって……」

深刻に捉える私に対して、はやては随分余裕があるように見える。

「うちはただでさえ、ツッコミどころ満載の部隊やしなぁ。私のボケ倒しで逃げられたらええんやけどな」

そう言って、はやてはアッハッハッと笑う。

さすがにこれには呆れてしまった。

「そんな呑気な。今、配置やシフトの変更命令が出たりしたら、正直致命傷だよ?」

ようやくフォワードも形になってきて、これからと言う時なのに、なんではやてはこんなに落ち着いていられるのだろう?

「まあ、何とか乗り切るよ。心配しなくても大丈夫や」

ん?

何か根拠があるのか、はやては自信満々に言ってきた。

と言う事は、いつもの悪い癖が出ているのかな?

はやては時々、私達に内緒で何か企てる時がある。機動六課設立の時もそうだった。

後で気がついて驚かされる事も、何回もあった。

たぶん、何か手があるんだと思う。

はやてがそう言うなら、たぶん大丈夫なんだと思うけど……

けど、確認しておかないといけない事もある。

「ねえ、これ査察対策にも関係してくるんだけど、六課設立の本当の理由、そろそろ聞いてもいいかな?」

前から疑問だった事を私は聞いてみた。機動六課に集まっている過剰な戦力。

機動六課設立の理由は、ロストロギア対策。

主な任務はエネルギー結晶体レリックの確保。

でも、それは表向きの理由だ。それだけで、六課の戦力の過剰さは説明できない。

わざわざリミッターまでつけて……いや、それだけじゃない。

六課スタッフもそうだ。

シャーリーは補佐官だけでなく、デバイスマイスターの資格も有り、さらに通信主任の権限も持っている。

アルトはオペレーター兼メカニックだけど、ヘリのライセンスも持っていて、いざとなれば人員搬送もできる。

ルキノも、次元航行艦アースラでの通信士の
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