最善にして最高の策
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神殿が崩れ落ち、崩壊していく。
地がひび割れ、倒壊していく。
そんなまともな足元も見つからない状況で、ルフィとクロコダイルは戦っていた。
両者は既に満身創痍
方や二度の戦闘で腹に風穴を開けられ、ミイラにさせられたルフィ
肩は無残にも裂け、さそりの毒がその身を毒している。
方や王下七武海であるサー・クロコダイル
体の至る箇所から血を流し、額には大きな傷跡が見える。
ルフィの絶叫、否、魂の声が鳴り響く。
人体の急所である鳩尾に鋭い拳が突き刺さり、クロコダイルは吐血する。
「ああああああ───!!」
「か……はっ!?」
ルフィの攻撃は止まらない。
顎を蹴り飛ばし、クロコダイルをタイル造りの地面に深く減り込ませる。
このガキのどこに此処までの力が……?
サソリの毒は間違いなく効いている。ならばこの力は一体……!?
『アンラッキーズからの連絡が途絶えだと?それは一体どういうことだ?』
『こちらクソレストラン、ご用件は?』
『何ふざけてやがるんだ、手前ェは?』
『クロコダイル!!』
『これはこれは、わざわざこの場にご足労なもんだな、アラバスタ王国王女ビビ。いやミ
ス・ウェンズデー』
『何度だって来るわよ!貴方に死んで欲しいから…!Mr.0!!』
『死ぬのは、このくだらねェ国だぜ、ミス・ウェンズデー?』
『幾らだ?幾ら出せば、俺の下につく?』
『折角の提案だが、自分はあんたの計画に興味はない』
『ビビは俺達の仲間だ。そこに助ける理由を問う必要なんてない』
『くはは、それが貴様らの言う信頼というやつか』
『そんなに仲間が大事ならば貴様らの言う"信頼"と共に此処で死ね』
『船長ってのは何時でも率先して戦わなきゃいけないんだ』
『アキトにばかり頼ってちゃいちゃいけないんだ』
『……だからお前は俺が倒す』
『分かってんのか、手前ェらの船長はもう死んだ。それにこのアラバスタ王国もじき終わる』
『この国は救われる。他ならぬビビの手によって』
『何寝言を言うかと思えば。笑えない冗談だ』
『イカれるのなら一人でしろよ』
『お前が及ぼした被害は両手の指じゃ足りないんだよ』
『この国やビビ達は関係ないだろうが』
『悪が蔓延ることに何の矛盾がある?何故、俺をそこまで目の敵にする?』
『……だから滅ぼされてきた』
『だからお前達も俺達が滅ぼす』
『馬鹿なっ……!?』
『クロコダイル───!!』
『麦わらぁ……!』
『ふふ、分かっていたわ。貴方がいずれ私を殺そうとすることくらい……!』
『全てを許そう、ニコ・
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