第四十六話
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第四十六話 作詞作曲を整えて
華奈子と美奈子は入浴はいつも一緒にしている、それで華奈子は同じ湯舟に向かい合って入っている美奈子にこんなことを言った。
「音楽のことだけれど」
「作詞作曲ね」
「そう、ちょっと考えてみる?」
こう言うのだった、二人共もう夕食も食べている。
「お風呂から出たら」
「そうね」
美奈子は双子の姉妹の提案に微笑んで応えた。
「そうしましょう」
「ええ、あたし歌詞出すから」
「私は音楽出すわ」
「それでお互い話していってね」
「いい部分と悪い部分を把握して」
そうしてというのだ。
「そうしてなおしていって」
「完成させていきましょう」
「魔法の練習もあるけれど」
「ああ、それもして」
「お風呂からあがったら魔法の練習をして」
実は夕食を食べてすぐにお風呂に入ったのだ、二人共くつろいだ顔になってそのうえでお風呂に入っている。
「そしてね」
「それからね」
「歌詞と音楽を出し合って」
それぞれが作詞作曲をしたそれをというのだ。
「そしてね」
「寝るまでの間ね」
「お互いなおしていきましょう」
「そうしていくべきね。ただね」
ここでこう言った華奈子だった。
「十時にはね」
「ええ、寝るべきね」
「やっぱり人間あれよ」
お風呂のお湯で身体が暖まるのを感じつつ美奈子に話した。
「寝てこそよ」
「動けるっていうのね」
「あたし八時間は寝ないと駄目だから」
華奈子はそうした体質だ、よく寝るタイプなのだ。
「だから十時までには寝るわ」
「そうね、それは私もだから」
美奈子はここでも微笑んで話した。
「八時間寝ないと駄目だから」
「そこも双子ね」
「寝る時間も同じなのもね」
「一緒ね」
それもというのだ。
「本当にあたし達双子ね」
「その双子でね」
「作詞作曲していこう」
お風呂からあがって魔法の勉強の後でとだ、二人でお風呂の中で楽しく話した。
第四十六話 完
2018・4・25
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