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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第261話 文化祭T キリパンダとマスターウェイター
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わぁ、わぁー! ママ、たべてみたいよー」
「じゃあ、行ってみようかー」
大はしゃぎする小さな男の子。 それをほほえましく見送るキリト。母親と目が合ってぺこりとお辞儀をされた。
ただの客引き……だけど何だか良い気分になってその後、更に精を出したのだった。
勿論、そこにやってくるのは顔見知りだっている訳である。
「よぉー、リュウの字よ。やってるかー」
後ろからぽんっ、と肩を叩かれた相手はクライン。そして後ろにはエギルも来ていた。
「見ての通りだよ。繁盛出来てる様で何よりだ」
「みたいだな。ウチの店にもバイトで来て欲しいぜ」
「本業の方が忙しいんでな。無理だ」
「言ってみただけだって」
リュウキは客引きを、そしてエギルは引き抜きを勤しんでいる時、クラインは周りを見渡す。店の中にも沢山の女の子、可愛い女の子が沢山いて、 いっと全部リュウキの力? で誘われたに違いない! と判断。……勿論、男も沢山いるんだけど、クラインの目には映らない様子。
「リュウキが客引きだもんなー。そりゃー、寄ってくるよなぁ。……そりゃーーよ………!!」
「……何か変な私怨が混ざってる気がするんだが?」
「気のせいだ! こんちくしょー!」
うぉぉんっ、と泣きながら? 喫茶店へと入っていった。
「あんの馬鹿。……あー、安心しろ。アイツの面倒はオレが見てるから。リュウキ、頑張れよ? オレも太鼓判を押してやる」
「……悪いな。エギル」
不審者と間違われないか? と心配になったが、エギルもいるし、それにアスナやレイナもいるから大丈夫だろう。
そして、更に続くのは リズとシリカ。
「よっす。似合ってんじゃん。リュウキ」
「お疲れ様です。リュウキさん。ちょっと寄らせてもらおうかな、と思いまして」
リズやシリカにはこの件を含めて、色々と世話になっているから、リュウキは 一般客同様に、フランクに接するのではなくしっかりと宣伝をする事にした。
「当喫茶店でのおすすめはこちら、パンケーキとなっております。……時間の許す限り どうぞごゆるりと」
す、っと頭を下げて手を指し示す。
突然、雰囲気がガラッと変わって面を喰らった2人だが、直ぐに笑顔になる。
「あっははは。天職だったりするかもよ? リュウキ」
「は、はい。とても素敵でした! これはお客さんも騙されちゃいますよ! リュウキさんの笑顔に!」
「……って、いやいや、騙してはないぞ? アスナ達がいるし、料理メニューに関しちゃ 間違いなく美味しいって。評判も貰ってるから」
「あ、あわわわわ。そー言う意味じゃなくてですね?? え、えとー、そのー、リューキさんがとっても素敵でって事でーー、あ、あわわっっ! わ、私ってば何
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