暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第261話 文化祭T キリパンダとマスターウェイター
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ってもてなしちゃおう!」

 アスナとレイナもやる気満々。
 立ち振る舞いは元々良い所のお嬢様な2人。曰く結城本家での振る舞いを考えたら……との事だ。

「ああ。午前中はオレ達が任されてるからな。……まずは呼び込みからか」

 リュウキが時計を見ながらそう言っている間に、クラスメートの1人、相田 紗希と 神田 由紀がひょいと顔を出した。

「うん! 和人くんも隼人くんも、沢山宣伝してきてね? はい、これ宜しく!」
「ん。了解だ」

 リュウキに渡されるのはプラカード。 喫茶店の字が可愛くデコレーションされていて更にそれなりに大きいから目立つだろう。

 そしてそして、少し大きめの段ボールを持ってきた由紀がにこっ と笑いながらキリトの前に出る。

「目立ったもん勝ちな所、あるからね? 公式じゃ無いケド、売上勝負〜 みたいなのもあるみたいだし、和人くんにはコレを着て頑張ってもらいたいんだけど……」
「おう。……ん? 着る? 何それ」

 ひょいひょい、と取り出して、まるで示し合わせた様にアスナと見事な連携で、ささっとキリトに着させたのは パンダの着ぐるみ。


「あはっ、キリト君似合う似合う!」
「だねーっ!」

「…………………」


 本当にあっという間だ。あっという間に着替えさせられてパンダになってしまっていた。
 まるでシステムオブジェクトでも起動させたのか? と思えてしまう程あっという間で、リアクションも遅れてしまったキリト。 最後にパンダの頭を乗せられた所で漸く我に返った様で。

「えええ! マジかよ!? つーか暑いって!」
「だいじょーぶだいじょーぶ。2月だし、まだ外は寒いから丁度良いかもだよ?」
「いやいや、学校内は何処もガンガン温調効いてるから! 常温でコレは絶対暑いから!」

 色々と抗議してる間に、リュウキにも一声。

「じゃあ、隼人君はウェイターコスで宜しくね?」
「ああ。了解」
「何!? この格差!!」
「外見からだったら、バレないし、ある意味良いかもしれないぞ?」
「あー……それはそうかも、だけど……」
「ちゃんと倒れない様にフォローはするよ。ほら、ガンバレ。キリパンダ」
「誰がキリパンダだ! 次リュウキが着ろよ!」
「……他人が着た着ぐるみを自分が着るのは抵抗があるな。流石に」
「う゛…… ま、まぁ オレもそーだが……。はぁ 仕方ないなぁ……」

 もう早速着てしまっている(無理矢理)から 仕方なし、と半ば諦めモードに入った所で。

『パパっ、とってもかわいいですー!』
『あっははは! キリト似合うじゃーん!』
『ふふ、ふふふ。そうですね。宣伝効果はきっと倍増しだと思いますよ』

 周囲の声も大きくなってきた。
 
「お前ら
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