暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第261話 文化祭T キリパンダとマスターウェイター
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 うちのクラスがするのは《喫茶店》。

 他のクラスは 《お化け屋敷》だったり、ちょっと大がかりの《アトラクション》だったり、各分野の《発表会》だったり、と種類はかなり多く 来場者を十分楽しませることができるだろう、と思える。

 だが、今はそんな事よりも……思う所があった。

「……妙にアスナ達が楽しそうにしてた理由は これか……」
「……………」

 役割はしっかりと決められていた事だ。希望があった訳ではないのだが、全て決められてた、と言うのは聊かいただけないと思うのは間違いなのだろうか? とも思う。

 キリトとリュウキはウェイター兼宣伝係。

 ユニフォームは殆ど白と黒で彩られて、何故かリュウキは白を中心、キリトは黒を中心に拵えられていた。互いに色で割り当てられた様な気もする。流石に銀色は無かった様だから、白で。……白と言えば自分よりも アスナやレイナの方が、と思ったのはまた別の話。

「わぁー、似合うよー2人とも!」
「うんうん。あー、私お客さんになろーかなー」
「隼人君! 和人君! ほらほら、写真写真! 写真撮ろっ!?」

 クラスの女子の間では 早速着せられて大騒ぎ。
 アスナもレイナもこの時ばかりは、ニコニコと笑みを浮かべるだけに留まっていた。こうなる事が大体予想出来ていたし、何よりも自分達も見るのを楽しみにしていたのだから。

『ふわー、リュウキもキリトも似合ってるよねー』
『とても素敵です』

 アスナとレイナの肩に乗っているプローブから聞えてくる声は勿論 ユウキとラン。予定よりも早めに終わったとの事で、遅れながら参加した様だ。見事にグッドタイミングだった。

『あー、それでアスナとレイナはウエイトレスさんになるのかな??』
『わぁ、それも見てみたいですね。お2人ともきっと似合うと思います』
『あ、ボクもそー思う!』

 ニコニコと笑っていた2人だったが……、自分達もちゃんと選ばれてる事に改めて気付いたらしく、少しだけ笑みが引き攣っていた。

「あ、あははは……。そーなんだよね。うん、ありがとう、2人とも」
「何だか私達、決定事項! って感じで選ばれちゃったんだー。リュウキ君たちみたいにさ。勿論4人だけって事は無いんだけど、あとは募ってた所を見てもなんだかねー」

 男子にも女子にも人気のある2人。ウエイトレスの格好もとても可愛いと評判。なら、アスナとレイナは絶対似合う! 絶対可愛い! と言う事で決まった。素直に褒めてくれる事は嬉しいんだけど、やっぱり恥ずかしいと言うのは彼女たちも同じだ。

 でも――リュウキとキリトの2人がウェイターだから、2人の姿も見れるのだからと最終的にはそこで納得した。

「接客業……。大丈夫、かな。不安しかない……」
「初
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