暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第261話 文化祭T キリパンダとマスターウェイター
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 突発的に始まった第28層のBOSS攻略。

 まるで 盛大なバーベキュー大会の後と言う事で、食後の良い運動だった。と言わんばかりにBOSSをあっという間に屠ってのけたあのレイド・パーティには 本当に脱帽ものだ。

 その話題はアルヴヘイム中を駆け巡り、行く先々で称賛された。

 以前いざこざがあった新生アインクラッドのBOSS攻略専門のギルドの者達も次の層こそは……と闘志を密に燃やしていたそうだが、初見で攻略されてしまったのを見て大口開けて ぽかん、としていたに違いないだろう。なにかクレームを言おうにも そのメンバーの豪華さを見てみれば、黙して語らず、触らぬ神に祟りなし、が一番賢い選択だと判る筈だ。多数の種族のトップが集まったパーティに誰が好き好んで喧嘩を売るだろうか、と こちら側も判るから。


 そしてその後 たて続けに攻略すると言う意向が決まり、次回の29層のBOSSは 今度はスリーピングナイツのメンバーだけで攻略をすると言う事になった。


 少なからずプレッシャーを感じるのはアスナとレイナであり、仕事の関係上、指定した時間でのリュウキが参戦不可となって益々プレッシャーを感じてしまう。でも、姉妹揃ってお互いにおんぶにだっこ状態では笑われてしまう、と強く思ったからこそ出てくる力があって、それが多少は嬉しい誤算だった。


 そして、プレッシャーがそれなりにあった第29層のBOSS攻略。
 見事に初見で討伐する事が出来た。


 同じくしてその日の夜に、今度はレイナとリュウキのログハウスで盛大な打ち上げを行った。
 腕によりをかけて振る舞うレイナの料理には皆が感動を覚えて また作ってほしい、次の料理はこういうのが食べてみたい、と矢継ぎ早のリクエストが集中した際には、レイナは困った様な笑みを浮かべながらもしっかりと頷いていた。料理なら任せておいて! と力を入れながら。因みに、自分も負けないぞ、とアスナも腕を振るって振る舞う料理にも全員がノックアウト。

 キリトやリュウキに違った意味での嫉妬をしてしまったのも言うまでもない事だった。





 そして――季節な立春。2月の始まり。




 2月には色んなイベントがある。
 恋する乙女達が想いを込めたチョコレートを意中の男性へ送るバレンタインデーも然り、その手のイベントはALO内でも連動しているから、街中、広場ではちょっとしたお祭り騒ぎにもなっている。




 因みに、キリトやリュウキ達にとって忘れちゃ駄目なのが 学校のイベントだ。








〜 学校 〜



 
 それは昼休みの話。
 

「………文化祭?」
「ああ。2月にな。もう近々あるらしいぞ。アスナが職員室に行った時に先生
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