第六十九話
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っ、待っててください!」
パタパタパタパタ!
そんなイチャラブしていた二人は、そんな叫び声を聞いて走り去ってしまった。
「…………っぽい?」
ぽいぽいは、パチリと目を開けた。弥生を離すと起き上がり、キョロキョロと辺りを見渡す。
「…………拓海くん?居ないっぽい?」
やはり、すぐ近くの足音ではなく、拓海の叫び声に反応したぽいぽい。もはや忠犬。
「…………そうだ、朝御飯作ろーっぽい!」
確実に寝ぼけているぽいぽい。なぜかそんな事を思い付いた。
しかし、ぽいぽいは料理をしたことは全くない。精々、卵かけご飯位である。
さぁ、どうするのかぽいぽい。
「えーっと、確か…………。」
ぽいぽい、台所の奥でゴソゴソと何かを探し始めた。何を探しているのか。
「あった!昨日買ったやつ!」
ぽいぽいの目線の先には、BBQセット。
このぽいぽい、朝から焼き肉をするつもりである。しかし、止めてくれる隻腕やピンク髪は居ない。
かくして、第一回佐世保鎮守府BBQ、開催――
「…………これ、どうやって組み立てるっぽい?」
――は、悪ノリ大好き不知火が起きてくるまで、延期となった。
こうして、ぽいぽいの朝は、無駄にゆっくりと流れていくのであった。
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