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異世界にやってきた俺は、チート能力を駆使して全力でスローライフを楽しむ!
呪い
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こうして罠を事前に解除しておいたためか、移動は容易だった。
他には、この城のメイドたちが操られていたので、再び“索敵”の魔法に“載せる”形でそれらの操る魔法を解除しておく。
自身の魔力量と時間回復量から考えるとこの程度の消費は微々たるものに他ならない。
そうおもいながら、すでに何人も廊下に倒れているメイドたちを見ているとそこでエイダが、
「さっき私達を襲ってきたようなメイドが全員倒れているけれど、何かやったの?」
「あやつる魔法を解除しておいた。いちいち戦うのも面倒だし」
「ここまで簡単に事が運ぶと思わなかったわ」
エイダが深くため息をつきながら俺たちはさらに進む。
そこそこ上の階の場所から入り込んだため、それほど階段を上らずに済んだのは良かったように思う。
そして“索敵”によって見つけたその場所にやってきた俺達。
金色のメッキ? か何かされた彫刻が美しい青い扉。
以下のも重要人物が中にいますといったようなその扉にはドアノックのようなものがついている。
それを数回、コツコツとならすと、
「……誰だ」
低い男の声がしてそれにエイダが、
「親衛隊のウィリオさんですね、私です、エイダです!」
「エイダ姫!? どうしてここに!」
「異世界人の方に協力していただき、ここまで来ました」
「なんと異世界人……」
「他にも数名協力してくださる方がいらっしゃいました。ここを開けていただけますか? 父や母たちもここにいるのですね?」
「……いますが」
そこで歯切れの悪い答えが返ってくる。
だがすぐにエイダは、
「ここには治療できるかもしれない人たちがいます! だから入れて下さい!」
「……分かった」
そう言って部屋の扉が開かれる。
中は広い部屋だったが、そこには……ウィリオという扉を開けてくれた騎士のほかに数名の騎士とそして、ベッドに横たわっているそこそこ都市の言った男女と若い少女だが……。
それらの様子を見て俺は呻いた。
「“骸骨の腐臭”だな。この状態のあの青い煙のような呪い……また気持ちの悪い魔法を見た」
俺はエイダの両親達を見てそう呟く。
“骸骨の腐臭”は簡単に言うと、意識を保ったまま段々に肉体が滅んで骸骨になるものだ。
その速度は場合によってまちまちだが、最後まで“意識を失わせない”ように頭の部分が一番最後に滅ぶらしい。
この世界や前の世界では魔法によって肉体が構成されるので、そのような芸当も可能だそうだ。
しかもここにいる騎士たちも体の色々な個所がその呪いを受けている。
そこでハデスが、
「なんてむごい魔法を……でも再生が必要だから私の魔法では……」
「そうだな。じゃあ、“回復”させるか。“邪悪を振
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