第一章
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賞金の使い方
大山明日香はとにかく明るく前向きで極めて積極的だ、その前向きの性格は周りから人気を集めている。
趣味は食事だ、それでよくフードファイトにも出ているが。
今回はじまるフードファイトについてだ、明日香は笑って言った。
「一番の賞金百万って凄いわ」
「それでやね」
「絶対に優勝するんやね」
「それ目指すんやね」
「そや、絶対に勝ってな」
そしてと言うのだった。
「百万貰って」
「その百万を好きなだけ使う」
「そうするんやね」
「そうするわ」
友人達にも笑顔で言うのだった。
「絶対な」
「ほな頑張ってな」
「今回のフードファイトも」
「そうしてな」
「そうするわ、しかも今回のお料理は」
フードファイトは食べるものだ、それで当然ながら料理が出される。そしてその料理は何かというと。
「たこ焼きやろ」
「明日香ちゃんの大好物やな」
「それやから余計にやね」
「食べられるんやね」
「そやねんね」
「幾らでも食べられるわ」
それこそと言った明日香だった。
「ほな今からな」
「思う存分食べるか」
「そうするか」
「ほな」
「ああ、そうするわ」
こう言ってだ、そのうえで。
明日香はフードファイトに出た、そして居並ぶ参加者達の誰よりもたこ焼きを食べてそうしてだった。
二百個以上のたこ焼きを食べて優勝した、当然ながら百万円の賞金を得たが。
賞金を得たところでだ、明日香はあらためて言った。
「さて、どうしようか」
「賞金をどう使うか」
「それはどうするかはやな」
「まだ考えてなかったんかいな」
「そやねん、何に使おうか」
明日香は彼女にとっては珍しく考える顔になって述べた。
「具体的には」
「好きなことに使えばええやろ」
「それこそ自分の思う様にな」
「そうすればええやろ」
「そやな、ほな思うままに使うか」 98
明日香は友人達の言葉に頷いた、そしてだった。
とりあえず遊ぶ為に外に出た、だが。
そこである話を聞いた、何と今中東では戦乱で難民となり困っている子供達が大勢いると募金団体が言っているのを聞いたのだ。それでだった。
明日香は足を止めて共にいる友人達に言った。
「大変なことやね」
「いや、それはそうやけど」
「ああした募金って注意せなあかんで」
「結構詐欺とかあるみたいやし」
「実は寄付とかしてへんとかな」
「そうなん、けどあれやろ」
明日香は友人達にこう言った。
「中等の子供達が困ってることはな」
「それは事実やで」
「ほんまにあそこ今戦争起こってるし」
「シリアがそうやしイラムもまだ大変やし」
「クルド人の問題とかもあって」
「もうあそこはな」
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