暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 聖なる槍と霊滅の刃
ある日の二人の日常風景
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
俺の部屋に来たな?」

あらら、珍しい。リーダーのジト目なんて私、初めて見た気がします。
というか、メンバーの前では見せない顔が文姫様といると次々と出てくると言いますか。やはり、長年一緒にやってこられたからこそ気の置けない関係というのもあるのでしょうか。文姫様も心なしか、リーダと対するときには表情が豊かに見える気がします。
やろうよと誘いをかける文姫様の視線と、何か言いたげなリーダーの視線が絡まっています。お互いに逸らそうとなさいません。見方を変えればすごく情熱的にも見えそうなものです。
しばしの沈黙が流れます。と、ため息をついたリーダーが文姫様の近くに移動し、見事な黒髪を撫でるように手で梳いています。…リーダーが文姫様の髪を触るのが気に入っているというのは、本当の事だったんですね。

「……仕方がない。たまには休むとするか」

「うん。曹操は働きすぎ。ね、ブリギッド?」

「は、はいっ!?」

いきなり振ってくる文姫様に思わず動揺してしまった。このお方はたまにこういう唐突なことをされる……意外と、天然なのだろうか?

「さて、ゲームは何にする?」

「ババ抜き。か、大富豪」

………まあ、文姫様が楽しそうで何よりですが!
その後、ゲームは私の全敗で終わりました。やっぱりあのお二人は強すぎますよ……

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ