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穏健派なヤンキーの転校先が♂的な意味で超次元だった件について
一発目・力はあるけど鈍感な少年は女装子の恐ろしさを知る。(序)
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「は、はいです・・」


・・・・胸あるのに?


「・・・き、気がついたらこうなってて・・・」


女性ホルモンどんだけ多いんだよ、逆にスゲーよ。


「そ、そうですか?」


そうだよ(関心)。


「ねぇ、あなた私たちのことを気持ち悪いと思わないの?」


ん?


「私たちは男でありながら女のかっこうしてるのよ?普通気持ち悪いって思わないの?」



アイエフが不安そうな顔で言ってくる。まぁ確かにおかしい感じだけどー


「だけど・・・?」


皆の、その・・・精神は男?それとも女?


「え?」


そう言われて戸惑う三人、するとネプテューヌが口を開く。


「・・・昔は普通に男の子として生きようとしたよ。けど女の子の顔になったからそれが原因でイジめられて・・・、そのあと親に頼んで転校届け出したらここに入学したの」


いつ入学したか聞いてもいいかな?


「小学4年生のころ・・・この学園は小中高一貫だからアイエフとコンパとはここで出会って今までずーっと同じクラスメイトなんだ」


それはそれでスゲー。


「私もビックリしたよ、まさかここにいる女の子が実はみんな私と同じ男の子だなんて。
けどだからこそ私をこの学園は受け入れてくれたんだと思う。みんな女装して、初めての女装はやっぱり似合うか恐かったけどやってみて自分でもすごく似合うと思ってて、それから私は心を女の子にして生きていくことにしたんだ」


なるほどな、二人もそんな感じ?


「まぁ私とコンパはイジめが無かったにしろ、あまりこの学校の普通の男子学生にはよく見られなかったわね。けどもう子供の頃からこんな生活を続けてて、もう慣れちゃったわ」


「私もあいちゃんとずっとこの学園に来て、お陰で辛い思いもなんとか乗り越えてきたですなのでこの学園は私たちにとって影がえのない場所なんです」


そっかー、じゃあ皆体は男と自覚出来ているけどもう心は完全に女の子になっている、って訳だな。


「・・えぇ、そういうことね」


ふーん・・・じゃあもうそれでいいや。


「へ?」


心は女になっちまってるんだろ?じゃあ女子扱いでいいんじゃね?


「け、けど体は・・」


見た目の時点で女ぽかったら、もうそうでいいんじゃねぇか?いちいち野郎とかオカマとか差別するのもまずやっちゃいけねーし何よりめんどい、あとかわいければ正義って言うだろ?
あれ?なんか違う。


「・・・」


まぁ、あれだ、見た目と心が女ぽかったら女性扱いするつもりだぜ俺は。


「・・・ホントに?」


イエース。




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