暁 〜小説投稿サイト〜
ONE PIECEを知らないエヴァンジェリン中将が原作を破壊するようです
第1章 ネオオハラ・イン・ブリザード
第5話 サウロの蒔いた種
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「それに、お前の母ちゃんに会えるかもしれない」
「!?」
心臓が止まるほどの衝撃をロビンは受けた。
確かにオハラは歴史の本文の研究をしている。それも極秘裏に。
密かに研究している大人たちに疎外感を覚えていたロビンは、無理やり何の研究をしているのか確かめたことがあるからだ。
聡明な彼女は、これが非常に不味い事態だとわかってしまった。
そして、母に会える!
2歳のときに海に出た母に置いて行かれたロビンにとって、母との再会は夢だった。
母は真実の歴史を探すために航海へ出たのだ。
その最中、海軍中将だったサウロに捕まり、サウロは自らの正義に疑問をもった。
考古学者を殺害することのどこに正義があるのだろうか。
サウロはロビンの母ニコ・オルビアとともに海軍基地から脱走し――オハラに流れ着いたのである。
ロビンは急いだ。
とにかく急いでクローバー博士のもとへ行かなくては!
その後は怒涛の連続だった。
サウロの言葉を信じた彼女は急いで図書館にいるクローバー博士の下へ向かったが、すべては手遅れだった。
直後に現れた政府の役人を率いるCP9長官スパンダインは、強引に全知の樹の図書館へと押し入り、極秘研究の証拠を見つけ出してまう。
もはや死を覚悟したクローバー博士は、五老星との対話に応じる。そして――――
『オハラは……知りすぎた…………!!』
空白の100年に関するクローバー博士の推測は正しかった。正しすぎたのだ。
これで、オハラは丸ごと消滅させる他なくなってしまった。
もはや情状酌量の余地など、交渉の余地などなくなってしまった。
『誰一人逃してはならん!!』
五老星はバスターコールの攻撃合図を出した。
幼いロビンまで巻き込まないように一計を案じたクローバー博士たちは、ロビンを逃がそうとする。
しかし、オルビアと話したい一心で、
歴史の本文
(
ポーネグリフ
)
が読めることをバラしてしまった。
『"バスターコール" を発動する。一斉砲撃開始!!』
それと同時に、とうとうバスターコールの攻撃が始まる。
『知識は伝達する。その島から逃してはならない』
オハラ全域への砲撃は、島のすべてに等しく死を与えた。
それは無慈悲な攻撃だった。
『オハラに住む悪魔たちを抹殺せよ!!! 絶対正義の名のもとに!!!』
ロビンとオルビアは束の間の再開を喜ぶ。けれども、状況がそれを許さなかった。
都合よく心配して追いかけてきたサウロが合流する。
オルビアに頼まれたサウロは、ロビンを逃がすことを決意した。
彼はロビンを守るためにそのまま避難船へと逃げることを決意したのだった。
「デレシシシ、ワシはこう見えて
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