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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第260話 食後は運動を
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 バーベキュー大会は本当に大盛況だった。

 何より皆が等しく笑顔だった。
 初顔合わせである スリーピング・ナイツの皆は ユウキ同様に『人見知り』と言う単語は其々の辞書には記載されていない様であっという間に馴染んでいった。
 クラインとノリの飲み比べも然り。酒は ある程度の量を摂取すれば、酔いと言う現象に見舞われてしまうのだが、流石は酒豪。全く物ともせず、現実世界同様に更にテンションを上げる結果だけが残っていた。
 
 そんな時だ。

「なぁ! キリト、それにリュウキも! 確か迷宮に格好良く登場した時さ、魔法を斬ったり、弾いたりしてたじゃん?」
「ん? あー、ああ。そうだったっけな。あの時は魔法使い(メイジ)隊が多かったし、あれ以上撃たれたら流石に危なかったかも。今更ながら考えてみると……」
「まぁ、確かに。(格好良く登場って言うのは余計な気がするが)相手は油断してた事と軌道がハッキリと見えた。いや、視るまでもない程ハッキリしてたから、と言うのもあったと思う」
「……そんな心眼みたいな真似できるのはリュウキだけだって」

 リュウキとキリト。2人どちらのスキルも他のプレイヤー達から見れば似たり寄ったりな所だが、その2人のやり取りを初めて見るジュンは 少しきょとん、としていたが、直ぐに歯を見せながら笑った。

「あーっはっはっは。何となくって言うか、いや違うな、何となくじゃないや。速攻で判ったよ。2人の事」
「オレ達の事?」
「ん? そうか??」
「あーそうだよ。すっげー仲良しってトコ!」

 ジュンに言われるまでもなく、それは 以前よく言われていた事だ。
 2人のその空気、見た感じ、最近よく考えてみればあまり言われていない客観的な主観だった。
 元々仲間内では付き合いの長さ故にやり取りが恒例化、日常化した事もあって それ(・・)が当たり前だと判っているから、口に出さなかったかもしれない。

「……何か正面切って言われると、むず痒い。嫌だ」
「確かに……。男同士と言うのもあるな、絶対。…………」

 こういう系統の話は、女性陣達からからかわれる様に言われた事が何度かある(主にリズ)。その度に苦虫をかみつぶした様な顔をするのも恒例だ。

「はははははっ! まぁまぁ、ここからが本題だって。アレだよアレ」
「……アレ?」
「なんの事だ?」

 ジュンのハイテンションぶりに四苦八苦なキリトとリュウキ。ハイテンションのままジュンはぴょんっと2人の前で飛び跳ねる。

「2人がやってたヤツ! ほら、魔法破壊(スペルブラスト)だよ! あれってどうやってるんだ?? 教えてくれよ。メッチャかっくいいし!」
「ああ、あれの事か」
「最初からそう言ってくれよ……」

 ため息を吐きながら 2人は
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