暁 〜小説投稿サイト〜
異世界にやってきた俺は、チート能力を駆使して全力でスローライフを楽しむ!
予想通りなら、面倒な敵
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オノーラはなぜか俺に手を繋がれて静かだったが、その話は端に寄せて置き、
「移動速度がとにかく“速い”敵がいるんだ。“索敵”表示を、以前のように“同期”して“共有”したいが構わないか? それで戦略を練りたい」
「あれね……分かったわ。危険な敵なのね」
「そうだ。……そして、もしかしたなら俺をおびき寄せるために仕組まれているかもしれない」
「そう。それなら警戒しないといけないわね」
エイダは俺の言葉をあっさりと受け入れた。
そして、“同期”させようとしてそこで俺はハデスにはその説明をしていないと気づく。
「えっと、“同期”について説明した方がいいだろうか」
「いい。今は戦闘が大切。実際に体験をしながら学ぶ」
というありがたい答えが返ってきたのはいいのだが。
この時俺は、もしかしてハデスは説明書を読まずにゲームを起動させるタイプなのだろうか? と思ったのだった。
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