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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第45話
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達ですらも、未だにあのバカ王の考えや行動原理はわからんからな。」

ルイーネが微笑みながら自己紹介をした後ヴァイスはため息を吐いてランドロスに視線を向け、ルイーネとヴァイスの発言にそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせたランドロスを除いた第U分校の関係者達全員はランドロスに視線を向けた。

「クク、何でそこで俺を見るんだ?」

「ハア…………本当に何を考えているんだよ、この滅茶苦茶なオッサンは……」

「アハハ、その様子だとそっちでも存分に楽しんでいるようだね〜♪」

「フフ、ひょっとしたらセンタクス軍に潜入していた時よりも楽しんでいるのじゃないかしら♪」

「バカです………まさにバカの中のバカです……」

その場にいる多くの者達に視線を向けられたランドロスが口元に笑みを浮かべている中ランディは疲れた表情で溜息を吐き、パティルナとルイーネは呑気に笑い、エルミナは呆れた表情で片手で頭を抑えた。

「―――ま、そう言う訳で本日より演習最終日までの第U分校の活躍を期待している。――――以上だ。」

「―――三帝国のVIPの方々に敬礼!」

そしてヴァイスが話を締めくくるとミハイル少佐が号令をかけ、第U分校の関係者達全員はそれぞれ敬礼をした。そして三帝国のVIP達が退室を終えるとミハイル少佐が第U分校の関係者達に今後についての説明を開始した。



「―――既に伝えたとおり我々は下の34階で待機となる!だが、あくまで予備戦力だ!くれぐれも勝手な行動は慎め!それでは移動する!総員、整列して付いてくるように!」

「は〜、なんつーか、凄ぇコネがある学校だよな。そういや通商会議の時に皇子から聞いた気もするが。」

「ふふ、あくまでも2年前の本校の時ですけど……」

「そう言えばオリヴァルト殿下は冗談と思うのですが、特務支援課(わたくし達)にもトールズ本校の特別教官として本校の皆さんを指導して欲しいような事も仰っていましたわよね……」

「はは、そんな事もあったな。」

「まあ……お兄様がそんな事を。もしそれが実現したらリィンさん達はもっと早く旧Z組の皆さんと出会っていたかもしれませんわね。」

「……そうね。例え歴史が変わっても、兄様達と旧Z組の皆さんの縁がある証拠ね。」

生徒達がミハイル少佐と共にその場から退室すると苦笑しながら溜息を吐いたランディの言葉にトワは微笑みながら答え、ある事を思い出したセレーネとリィンは懐かしそうな表情をし、二人の話を聞いたアルフィンとエリゼは微笑んでいた。

「クスクス、オリビエお兄さんの事だから間違いなく旧Z組と特務支援課を交流させていたでしょうね。―――まあ、もし本当に実現していたらアリサお姉さんがその時にリィンお兄さんに”落とされていた”上アリサお姉さ
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