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ONE PIECEを知らないエヴァンジェリン中将が原作を破壊するようです
第1章 ネオオハラ・イン・ブリザード
第4話 バスターコール
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れだけの一般市民が救えるだろうか。サカズキがいることも考えれば、このままだと全滅も覚悟した方がいいかもな。
奴の ”徹底的な正義” とやらはマジで容赦がないからな。いつも激おこぷんぷん丸な強面だが、根はいいやつなんだよね。
紆余曲折あって、今では茶飲み友達である。
コングには、やつの面子も立てて犠牲もやむを得ないとはいったが、やはり女子供は助けたい。
あれから冷静になって考えたが、なにせ俺は、私は、エヴァンジェリンなのだから。
長い付き合いだ。少しくらいの独断専行は目こぼししてくれるだろう。
ん? いやだが同時に、禍根は絶つべきだ。アニメの世界みたいに、みんな助けてみんなハッピーとはいかない。
ならばやはり、殲滅もやむなしか? いかん、考えがまとまらない。うん、世界の敵だし、犠牲になってもらおう。
「知的探究心は認めてやらんでもないが、今の秩序を乱されるわけにはいかん。世界は薄氷の上に成り立っているのだ。守らなくてはならない。こんなクソッタレな世界であってもな」
「ソンナニ大事ナノカ、ゴ主人」
「ああ、私もすべてを知るわけではないが……これもまた必要悪というやつなのさ」
「『誇リアル悪』ジャネエノカヨ」
「……」
ん? どう……なんだろうな。いや、私はエヴァンジェリン、
闇の福音
(
ダーク・エヴァンジェル
)
なんだ。
うーん。やっぱり、必要悪だなんていかにも
正義の魔法使い
(
マギステル・マギ
)
な行動は控えるべきか。
どうも思考がどっちつかずで不安定だ。たまにこうなるんだよね。せめてエヴァンジェリンらしくしよう。
「バスターコールの発令準備を確認!」
「砲撃戦用意! 旗艦の砲撃を待って一斉砲撃開始!」
「了解しました!」
甲板はにわかに慌ただしくなる。思考を中断して、戦闘モードへと切り替える。
さて、おわるせかいを見るとしようか。介入するけどな!
『“バスターコール”を発動する!! 一斉砲撃開始────考古学の島“オハラ”その全てを標的とする!!!』
シルバー電伝虫からの通達がきたことで、戦闘が開始された。
「ってぇええええええええ――――!!」
号令が響くと無数の砲弾が空を飛んでいき、着弾する。
『オハラに住む悪魔たちを抹殺せよ!!! 絶対正義の名のもとに!!!』
負けじとこちらも叫ぶ。
「主砲、斉射三連、ファイヤー!」
グレートエヴァ様号からの砲撃が、誰もいない森に向かって放たれた。
◆◇◆
・CP9
サイファーポール(CP)とは世界政府の諜報機関である。
とくにCP9は「闇の正義」の名の下に、世界政府から非協力的な市民の「殺し」を許可されている。
殺しのライセンスをもつ007みたい
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