第6話 卒業式の和解
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てな、資料室へ放り込むのは勿体ないと言う考えなわけだな、シミュレーションでワイドボーンを破っておいて、それに臨時教官を引きうけておいて、楽をしようとは甘かったな」
キャゼルヌはニヤリと笑い、ヤン以外のみんなも笑い出す。
「酷いな、此なら臨時教官なんか引き受けなければよかった」
「まあ、むくれなさんな、行きたくても行けない連中が大勢いるんだ、精々頑張ることだ」
「そうですよ、今のヤン先輩には自業自得という言う言葉がピッタリですね」
「アッテンボローそれは酷い」
「ヤン、良いじゃないかハイネセン勤務なんだからな、俺は最前線のエル・ファシル警備艦隊司令部付きだぞ」
「ラップは内地だと思ったんだけどね」
「まあ仕方ないさ」
「ジェシカさん気の毒ですね」
「えっ、未だそこまでは」
「ラップ赤く成ってるぞ」
「ええ、まだそんな」
「ジェシカさん大胆発言ね」
2人して真っ赤になるが、ヤンは浮かない顔であった。
「まあ、みんなでパッーと飲もうや」
「お供します先輩」
「行こう」
その話を聞いて、学友達や後輩達が駆けつけ、あっという間に100人を超えた連中が町へ繰り出し、卒業式の夜は更けていったのである。
翌朝シコタマ飲んだ連中が二日酔い悩まされたのは、言うまでもないだろう。
「ウゲー、頭いたいー!!」
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