第59話 新たなる暗雲
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まあ、次にがんばるぞですかね」
ラップの言葉に皆が笑うが、笑っている場合じゃなかったと知るのは半年後のことであった。
所で貴官達の処遇だが、ワイドボーン、アッテンボロー、ヤン大佐は准将に昇進、促成栽培だが6月1日を持って軍大学への入校を命じる、そこで半年間、将官としての全てを勉強してくること」
いきなりの事に驚く3人であった。
「「「我々がですか?」」」
「そうだ、これだけの大戦果だ、心太のように将校が押し出されてくるのでな」
「「「私たちは心太ですか」」」
本部長室に笑いが起こる。
「それとフィッシャー大佐も昇進でクラスメイトだ」
皆の頭に、学生服を来たフィッシャー大佐の姿が浮かびまたまた笑いが起こる。
「キャゼルヌ、ビロライネン、リューネブルク准将は少将へラップ中佐は大佐へドールトン少佐は中佐に昇進だ、そのほかにも昇進ラッシュだな」
宇宙暦794年5月29日
■自由惑星同盟 首都星ハイネセン
数人の男達が集まり会議をしている。
「それで、代行は乗り気なのか?」
「ああ、ここで戦果を上げて総参謀長或いは宇宙艦隊司令長官を狙うと」
「我々だってヴァンフリートで活躍したのに関わらず、昇進したのは奴らだけだ」
「これからの戦果で、大将への道が開かれるのだ」
「所でこの作戦案は誰が作ったのだ」
「第五にいるホーランド大佐だ」
「大丈夫か、あの男?」
「性格に問題はあるが、作戦は完璧だ」
「なるほど、やつも今回昇進できなかったからな」
「代行が総司令部へ6月1日に移動させるそうだ」
「4人が抜けるからだな」
「6人だな」
「軍大学が4人、病気治療が1人、産休が1人だ」
「代行も動きやすい人物を入れるそうだからな」
「ロボスとグリーンヒルのいない間の我が世の春か」
「それだからこそ、我々の作戦が通りやすいのだがな」
そう言う彼らの目の前には【第6次イゼルローン要塞攻略】の文字が書かれた作戦書が置かれているのである。
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イブリン産休、ラップ再入院です
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