暁 〜小説投稿サイト〜
没ストーリー倉庫
=体育祭編= コンビセレクト
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
って俺らは体育祭始まる前から後ろ暗い盟約を結んでいたことである。

『開始前から既に結託とはセケェェェーーーッ!!っていうかアリかあれ、ヒーローとして!?』
「別に他の科と結託しちゃいけないなんてルールはねぇですし、こっちも情報提供してますし、得意分野の人に得意分野で頑張ってもらうのってそんなに変ですかねぇぇーーーッ!!」
『道理だな。反則はしてねぇし、本人たちが考えたうえでの癒着なら最終的に勝って結果出せば問題ねぇだろ』

 案の定プレゼントマイクにツッコまれたが、相澤先生がいいと言ったのでいいのだ。

「より完成度の高まった私のベイビーをご覧あれ!!」
「時に発目っち。一応開発について色々アイデアを出したし、俺も開発スタッフに含まれてよくない?」
「…………」

 数秒の沈黙。

「………改めて!私たちのドッ可愛いベイ――」
「ごめんタンマやっぱりさっきのナシで!貴方様の単独開発でいいです!!」
「いえ、そうはいきません!確かに水落石さんのより実戦的発想に基づいた改良案によってかなり機能は高まってますからね!私たちのドッ可愛いベイビーはっ!」
「やめてっ!公衆の面前でその台詞はやめてっ!お婿さんに行けなくなっちゃうから!」

 なにやってんだ俺らは。と、それはさておき状況は――ッ!?

『勝つ、勝つ勝つ勝つ勝つ勝つッ!!!』
「クソッ、なんだコイツ……普段と全然ちげぇじゃねえか!!」
「付母神……ッ!お前にも、負けられねぇ理由があるってのか……!」

 一瞬見間違いかと思った。

 ――付母神ちゃんが、トップチームの轟と爆豪に喰らいついている。

 あのUSJ編では怖がるばかりでこの上なく優しい付母神ちゃんが、焦燥に駆られるような表情で空を飛びながら、二人に喰らいついている。轟が妨害の氷を放てば手からビームを発射して迎撃し、爆豪が牽制の爆発を放っても両手をクロスさせてノンストップで突っ込んで怯みもしない。3人でスリートップだ。

「凄まじい気迫ですね。私としては彼女のメカニックに興味津々なのですが?」
「………戦いは躊躇う方だと思ってたから、あの気迫は予想外だな」

 何かあったのだろうか。あとで聞いてみよう。何か抱えすぎてるとかなら、放っておくのも怖いし。優しさというのは反転すると何に変じるか分からない所がある。俺は彼女の事を良く知らないのだし、これを機に少し知れるといいな。

 ちなみにトップスリーチームを追ってるメンバーには見覚えのある奴もいる訳で。

「ぬおおおおおおおおおお!!これほど一直線に進んでいるのにトップとの差が縮まらない!!これすなわち、この場で俺がプルスウルトラしろと言う事かぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!フオオオオオオオオオオ燃えてきたぞぉおおおおおおおおおおおおッ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ