疑わしきは罰せよ
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「根拠は全部で3つ。」
「先ず一つ目は、俺がビビの傍にいるにも関わらずこの場に増援として現れたこと。」
ビビの護衛はアキトが請け負うことは決まっていたことだ。
それにも関わらずウソップが増援に来たことは辻褄が合わない。
「二つ目は余りにもタイミングが良すぎること。」
先程敵を錯乱させるために散開したばかりだというにも関わらずこのタイミング。
余りにも出来過ぎている。
「そして最後に……」
「乙女の顔を容赦無く蹴り飛ばすなんて男の風上にも置けないわねーい!」
うわ、来た
爆走しアキトとビビに迫るはオカマであるMr.2。
相変わらず奇抜な服装をしている。
「うわ、来ましたよ、アキトさん!?」
幹部の登場に焦りを見せるビビ。
だが心配ご無用。
「安心しろ、ビビ。何があってもビビのことは俺が守る。」
それが自分の使命であり、任務だ。
弱体化したとはいえビビの護衛くらいこなしてみせる。
「……あ…ありがとうございます、アキトさん。」
予想外のビビの反応にアキトは戸惑う。
見れば彼女は照れ臭そうに頬を赤く染めていた。
「…。」
アキトは目覚まし代わりにビビの頬を数度ペチペチと叩く。
「はっ…!何ですか、アキトさん!?」
ビビは何とか意識を覚醒させる。
顔が少し赤いが大丈夫だろうか。
「最後の根拠だが、それは……」
「ウソップがあんなにカッコ良く敵陣営の真っ只中に登場するわけがないことだ。」
「あ。(納得)」
思わず納得してしまうビビであった。
─こうしてアキトとビビのオカマとの砂漠の鬼ごっこが始まった─
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