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ベル・クラネルが魔剣使いなのは間違っているだろうか
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て魔剣からある程度の事は聞いています」
「魔剣からやて?」
「
魔剣
(
かのじょ
)
たちにも意思はあります。と言っても感じたり記憶が流れ込んでくるだけですが」
ロキは驚いたような顔をしたがそれも一瞬でまた真剣な顔つきになった。
「魔剣たちによればあれは復讐だったそうです。初代魔剣使いの」
「復讐、だと…」
「内容は知りません。これは師匠も魔剣たちも知らないようでしたから」
「それではお前は誰から
魔剣
(
それ
)
を受け継いだ。話からしてお前は継承したのであろう」
ベルはその問に答えようとしなかった。
「それは話せません」
「どうしてだ」
「アールヴさん、この世には知らなくていいこともあるんです」
ベルがその言葉を口にした時の表情は何処か悲しそうであった。
「それでは僕はこれで失礼します」
「おい、待て!テメェ、まだ話は終わってねぇぞ!」
「やめんか、ベート!」
ベートと呼ばれている狼人がベルの肩を掴んだ。否、掴めなかった。
「があっ!」
「やめて…!」
ベルをまるで守るかのように風が発生し、ベートを吹っ飛ばしたのだ。
「な、なんだ…これ、は」
誰かがそんなことを言った。それもそのはずだ。何故ならベルを守るように発生していたのは風だけではない。水、火、闇、光と言ったものまでもが発生していた。
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