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オーバーロード 狼牙 2
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う。それから各地にやっているシャドウデーモン達に類似するアイテムがないのかも調べさせましょう。これが世界級よりも希少なアイテムなら問題ないですが、普通の市販品、聖遺物級なら問題です。現地人ならいざいらず、我々のようなプレイヤーがこれを複数所持していれば」

「ナザリックが落とされる可能性も出てきますね。ナザリックの隠蔽と共に最優先させましょう」

「頼みます。それから現地勢は精々が30に届かない程度、下級の1つとその上位職のカンストが限界といったところでしょう。ただ、武技というスキルのような物も存在しています。瞬間的に5位は高くなるみたいです」

「そちらも優先度は高いですね。迂闊に動いたのは不味かったかな」

「動いたからこそ分かった事実です。それより、アウラを戻しましょう。召喚できるシャドウデーモンやエイトエッジアサシンはともかく、アウラを危険であるのに調査になんて回せません」

「そうですね、すぐに戻しましょう。それから緊急会議も開きましょう。階層守護者たちに今の情報を共有しなければ。セバスは大丈夫ですか?」

「セバスにはそこそこのスクロールをもたせてあります。最悪、逃げ切ることぐらいは出来るはずですし、村人と有効的な関係を築いているセバスを問答無用で襲いかかることはまずないでしょう。異形種なら別ですが」

「なら、ひとまずは安心といったところですか。それにしてもレベルキャップの開放に瞬間的な強化か。ここには未知が多いですね。ちょっと不謹慎ですが、それを楽しく思っている自分が居ます」

「オレもですよ。まあ、本当に異形種になって、こんなことをするはめになるとは思ってませんでしたけど」

「そうですね。さて、そろそろ動きましょうか。どこに集めます?」

「円卓の間で良いでしょう。パンドラズ・アクターの紹介も必要でしょうし、レベルキャップ開放の指輪に関してはパンドラズ・アクターに専任して貰う形にしましょう。量産や魔術師系のレベルキャップを開放させたりも出来るのかなど、色々調べてもらいたいですし」

「……あまり周りには見せたくなかったですが、安全とは比べようもないですね。分かりました。パンドラも呼びましょう」

すぐに伝言で守護者たちを円卓の間に集め、報告会を始める。パンドラズ・アクターの紹介から始まり、現状の報告を行わせる。問題は発生していないようで一安心する。

「最後は、オレとセバスとユリで集めてきた情報だ。まずはこのアイテム」

アイテムボックスからストロノーフから貰った指輪を取り出す。

「とある騎士から報酬としてもらったものだが、戦士の限界を突破させてくれる指輪らしい。本人は効果がないと言っていたが、おそらくはレベルキャップの開放だ」

守護者たちが驚いているが、それを手を上げて
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