オーバーロード 狼牙 2
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にいる敵に難癖をつけられて処分される。王の子飼いであるということは王の発言力の低下にもつながる。分かるか、お前1人の命じゃないんだよ」
「そうだとしても、私には何もできん。私はただ陛下の剣であろうとした。あろうとしてきた」
「ちっ、味方が、守ってくれる上位者が居ないか。ストロノーフ殿、すぐに村を離れろ。そろそろ襲ってくるぞ。ここにいれば村が巻き込まれる。できるだけ離れろ。こっちは、村は何とかしてやるよ」
「忝ない。私に渡せるものは、こんなものしかないが、受け取って欲しい」
ストロノーフが指輪を外して差し出してくる。上位道具鑑定を持っていないから詳細が分からないが、戦士系の強化だな。
「これは?」
「知り合いから貰ったのだが、戦士の限界を突破させてくれる貴重な指輪らしい」
レベルキャップ開放だと!?表情には出さずに貰い受ける。詳細はパンドラズ・アクターに調べさせなければ。
「良いのか?」
「ああ。私では付けていても外しても変わらんからな」
「では、ありがたく頂いておこう」
指輪をポケットに入れると見せかけてアイテムボックスに放り込んでおく。
「上位天使か。第3位階魔法で精鋭か。リーダーらしき奴が第4位階魔法を使っているが、それ以外は見るところはなし。むしろストロノーフのスキルらしき動きの方が重要になってくるだろうがな」
遠くではストロノーフが30人ほどのマジックキャスターに襲われ、部下は全て死に絶えた。残っているストロノーフも限界が近づいている。まあ、よく頑張ったほうだと思う。プレイヤースキルでは中々の物だと思う。だが、それだけだ。
ストロノーフが討ち取られ、死体を持ち帰ろうとしている。蘇生をさせないためだろう。さて、どう動く。森の中から馬を引き連れて戻り、カルネ村へと進路をとった。バカ野郎どもが。
騎馬の集団の前に姿を晒し、手榴弾を投げる。爆発に馬が驚き、次々と落馬していく。
「貴様、何者だ!!」
リーダー格の男が誰何してくる。答える必要はないのだが、名乗ってやる。
「ストロノーフに雇われた冒険者だよ。村を襲うつもりのようだから、仕事をしにきただけだ。かかってこいよ、ケツに殻をつけたまんまのひよっこ共。カラーひよこにしてやるよ」
「ふん、たかが1人で何が出来るというか。我々の手にかかればガゼフ・ストロノーフすらこの通りだ」
ストロノーフの死体を晒して脅しをかけてくるが脅しにもならんな。
「はるか格下の死体を見せられてもな。それじゃあ、とりあえずこれをどうにかしてみろよ。第10位階天使召喚智天使」
黄昏をかき消す程の
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