暁 〜小説投稿サイト〜
ONE PIECEを知らないエヴァンジェリン中将が原作を破壊するようです
プロローグ
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恐ろしいぜ。
 えーと戦艦の名前はなんだったっけ。プルタン? そんな感じだったような気がする。

 戦艦ヤマトを知っている私としては、全く感動しなかったな。
 残骸はいい材料になったけれどね。
 まあ、私がそんなに強いわけないから、あやつの自意識過剰というやつだろう。
 中二病乙。
 

 無人島生活401年目。

 ナニあの巨大な海獣。勝てるけれど、数が多すぎて遠くには飛べなかった。無念。





「と、いうわけだな」
「……ゴ主人モ苦労シテルンダナ」

 チャチャゼロに心底同情された。
 こいつは私の魔法で作った自慢の従者人形だ。
 かわいらしいフランス人形で、まあローゼンメイデンみたいなもんである。
 惜しむらくは、なぜか原作のように好戦的な性格になってしまったことだろうか。

「オレノ性格ハゴ主人ノ気質ヲ反映シタモノダゼ?」
「何? 私はお前のようなキリングマシーンではないんだが」
 
 やれやれ、と憐れむような眼で見られてしまった。なぜだ。


 もちろん、無人島に道具なんてなかったのだが "あるもの" によって解決した、それは――

「オッ、ゴ主人、マタ漂流船ダゼ?」
「ほう、これはついているな」

 漂流船である。
 私が島を支配した200年前くらいから流れ着いてくるようになった。
 この世界に人がいる証明である。
 ただ、木造船ばかりなので、この世界はネギま!の過去の世界なのかもしれないな。
 この材料や道具によって、チャチャゼロだけではなく、いろいろな魔法薬なども作ることができた。錬金術楽しいです。

「オイ、ナンカ浮イテルゾ? ケケケ、土座衛門ッテヤツカ?」
「そうか、土座衛門とは珍し―――――はあッ!?」

 白と水色の水兵服?を着ている少年が波間に見えた。
 転生してから初めて見る『人』の姿だ。
 丸太のようなものにつかまっている、ということは、だ。

「まだ、生きてるぞ!? くそっ、今助けるからな」
 
 転生してから丁度600年目。ようやく私の物語が動き出す。





◆◇◆

・ネギま!
新作出てます!

・エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル
ネギま!出身。ハーメルンでもよく見かける人気なロリババア。結婚しよ。

・チャチャゼロ
ネギま!原作にも登場した魔力で動く戦闘人形。エヴァンジェリンの従者であり、前衛を務める。
包丁を振り回すホラー人形。が、この主人公は肉弾戦に滅法強いため、最近存在意義を見失いかけている。
セリフを書くのが非常に面倒くさい。

・うわっ…私の年収、低すぎ…?
作者は死ぬ。

・世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだよ!!
リリカルなのはの
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