暁 〜小説投稿サイト〜
衛宮士郎の新たなる道
第17話 源氏の生誕祭 
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
たって・・・・・・。それにどうして口調と声音変わってるんだ?」
 「如何でもいいじゃない♪それよりも調理を再開しましょうよ?」
 「あ?ああぁ・・・」

 まるで士郎との良い仲を見せつける様に調理に戻っていくリザ。

 その2人の背中を無言で睨み続ける百代。
 今日この日より、今回の件で士郎と百代の接触回数が減っていくのだった。


 −Interlude−


 此処はマスターピースの本部。
 そしてある筈のない謁見の間の玉座に鎮座しているのは、勿論“オリジン”のサーヴァントを従える万華鏡の如き瞳を持つマスターである。
 その隣に控えるは“オリジン”のアサシンと呼ばれた紳士然とした男である。

 「なんと、もうすぐガイアの代行者が再び顕現しようとしているのですか?」
 「ふむ、その様だ。ガイアとしては一刻も早く“元凶”を取り除きたいようだからな。あの川神百代()も哀れよな」

 口ではそんな事を言いつつも、まるで愉しむ様に笑う超越者。
 それを内心は兎も角、アサシンは淡々と聞いていた。だがしかしそこで疑問が生まれる。

 「・・・・・・ん?危険因子や脅威では無く“元凶”ですか?あの少女はまだ何もしていないのでは?」
 「フフ、確かにそうだ。あの娘は『何もしていない』。お前の言う通り、元凶と言う表現は適切では無いな。本来ならばだが」
 「・・・・・・・・・まさか?」
 「フフ、中々鋭いが、お前は自分の事に専念すべきだろう?」

 振り向きもせずにどこまでも愉しそうに笑みを浮かび続ける。
 それに対してアサシンは無言で下がり、陰に溶けるように去る。

 「――――さて。人よ、英霊よ、世界よ、今日も余を愉しませるが良い。さもなくば」
 「この世■■のたる余が世界を滅ぼしてしまうぞ(玉座から立ち上がってしまうぞ)?」


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ