暁 〜小説投稿サイト〜
ロボスの娘で行ってみよう!
第54話 養子はテンプレ
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

ユリアンがヤンの元へ行くシーンが原作と違ってます。


********************************************
第54話 養子はテンプレ

宇宙暦794年1月25日

■自由惑星同盟首都星ハイネセン 統合作戦本部 リーファ・L・アッテンボロー  

ヴァンフリート4=2の準備が終わり、後は来月の出撃まで時間が出来たので、キャゼルヌ准将がヤン大佐を呼んでいるとのこと、此は時期的にユリアンを引き取る話だと判ったので、ついでに私も着いていくことにした。何と言ってもテンプレだしね。

「ヤン先輩、一緒に行きますね」
「けど、この時期にキャゼルヌ先輩も何の用だか?」
「大佐になったから、何か押し付けられるんですよ」

ユリアンと言う最高品質の弟子だと私は知ってるけどね。
「おい、リーファも大佐になったんだろう」
「此方は、旦那を飼っていますんで」

「アッテンボローは犬かい」
「いえいえ、立派な旦那様ですよ」
「ふう。ご馳走様」

そんな話をしながらキャゼルヌ先輩のオフィスへ到着。

「ヤン大佐、アッテンボロー大佐入ります」
「空いてるぞ」

「どうしたい、リーファは呼んでないんだが」
「面白そうなので来ましたし、家の用事も有りますんで」
「そうか、あのことか?」
「そうです」

ニヤニヤのキャゼルヌと困惑のヤンの対比が面白い。

「所で、私に用とは?」
「一人里親に成ってもらいたくてね」
「私がですか?」

「独身だと言う事自体社会的不適合だな、しかも大佐でだ、一人ぐらい養う義務があるぞ」
おや、原作と違う話になってるな。
「独身じゃ、育てられないですよ」

「大丈夫だ、家事に関してはお前さんより遙かに上だ」
「キャゼルヌ先輩、その子の名前はなんて言うんですか?」
「まあそのな」

「ああ、判った、キャゼルヌ先輩の隠し子ですね。オルタンスさんに言いつけようっと」
「違う違う、隠し子などいないぞ」
「アハハ、冗談ですよ」

「全く、お前は碌な事を言わないんだからな」
「お褒めに預かり恐縮です」
「まあ、いい。名前はユリアン・ミンツ、782年3月25日生まれで、もうすぐ12歳だ」

「ミンツってもしかしてミンツ大尉のお子さんですか?」
「ああ、そうかお前達2人とも面識があったな」
「そうですか。あの写真の子ですね」

「で、ヤンどうする?」
「そう言われたら、引き受けますよ」
「男が廃る訳ですね」

「ヤンに廃る男があるかは不明だがな」
「先輩酷いですよ」

そう言えば、去年の暮れにカリンのお母さんが無くなったんだよな、
先輩に頼んでおい頼んだけど出来たのかな?

「そう言えば、リーファに頼まれ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ