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新世紀エヴァンゲリオン Another/EndlessWORLD
第一話 ゼロ・チルドレン
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「だから褒めてないって」

「エヘヘヘヘ」

「本当に能天気でお気楽な妹ちゃんね」

「そういうお姉ちゃんは堅物だよね」

「否定はしないわ。肯定もしないけど」

「え、校庭って学校の?」

「違う。認めるという意味よ」

「へぇ。お姉ちゃんは物知りだね」

「…一般常識だと思うけど、」

「そうなの?」

「そうよ。貴女は本当にマイペースね」

「お姉ちゃんこそ」

「そうかしら?」

「そうだよぉー」

「「ふふふふ」」

ゼロ・チルドレン。
如月 マドカ。
如月 アヤカ。
この世界で唯一の双子のパイロットだ。

「私達のエヴァ、そろそろ出来たかな?」

「そんなすぐには出来ないわよ。あと…そうね。二ヶ月は掛かるんじゃないからしか、」

「えぇ…まだ、そんなに掛かるのぉ」

「私達の要望を受け入れてくれたんだから遅れても仕方ないわよ」

「でも、エヴァの背中にもう一つ穴を開けるだけだよ?」

「簡単に言ってるけど、そんな簡単に出来るなら苦労はしないわ」
「ぁぁ…早く、お姉ちゃんと繋がりたいなぁ」

「そうね。私もよ」

「…そういえば…えっと…あの、あれ…うーん……ツイン……プラグ…システムだっけ?」

「なに?」

「それで二つの槍を同時に引き抜くってオジさん言ってたけど何をするつもりなのかな?」

「さあ、何をするのやら」

「気にならないのぉ?」

「気にならない…と言えば嘘になわね。でも、気にした所で関係ない。私達の仕事はエヴァに乗る。それだけだから」

「まぁ、そうだよねぇー」

ゼロ・チルドレンはエヴァに乗るためだけに集められた子供達だ。
エヴァとシンクロし、更なる進化と可能性を導き出す事を目的としている。
この双子の姉妹もその内の二人だ。

一つの器に、二つの魂を注げ込む。

本来、エヴァンゲリオンとは一人乗りの兵器だ。
パイロットの心を、思考を読み取りエヴァへと反映させる。
エヴァには核となるコアが埋め込まれており、そこには何かしらの魂が眠っている。
その魂と共鳴し、互いを理解出来たならエヴァは本来の姿へと覚醒するだろう。
「でも、私達はその先を見てみたい」
一つの器に、二つの魂を注げ込む。
「そう、私達はその先を見てみたい」
エヴァンゲリオン本来の姿────その向こう側。
人の形を保ちながらも神に等しい力を持った巨人。
その新たな生命の誕生に、旧人類は絶滅すると言われている。
それこそが、サードインパクト。
三度目の覚醒と革命で引き起こされる三度目の地獄。
そして繰り返される歴史と結末。
「どんな結末でも構わない」
「私達は、その先を知りたいだけ」
例え、全ての人類が
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