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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start
Turn:49 少女と時空竜
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プト」
このターンでも与えたダメージは1枚
だが回復によってミライが優位に立った
「少し前にクロノさんに聞かれたの、この大会が終わって、その先のことを考えているのかって………」
ミキの言葉にミライも手をぎゅっと握った
元々環境の変化についていけず鈍ってしまった感を取り戻すために出場したミライ
あの頃のように、いや、もっと強く
そう願って出場したこの大会
この先自分が何をしたいか………ミライにそのイメージはまだない
「私はクロノさんのように、みんなに認められるファイターでありたい、ギアクロニクルと共にありたい、だから協会へ行く!掴んで見せる、かつてクロノさんが選ばなかった道を!クランリーダーに私はなりたい」

「(選ばなかったって言うか………認定試験落ちたんだよなぁ)」
過去の苦い思い出がよみがえったクロノは苦笑しつつミキの背中を見つめた
自分への憧れだけで戦ってきたその背中は、今は大きく見える
「どうするミライ………今のミキは強いぜ」

「ライド!イフェメラルワンド・ドラゴン!」
イフェメラルワンド・ドラゴンが杖を掲げクロノビート・バッファローを見据える
その姿はいつもより大きく感じた
気迫でミライは押されている
「アップストリーム・ドラゴンをコール、ギアホークのブーストでアタック」
アップストリーム・ドラゴンの歯車がクロノビートに襲い掛かる
【刻獣 ラッシュ・ボア】クリティカルトリガー

「またダメージトリガーでヴァンガードのパワーが」
「トリガーを引かないとイフェメラルワンドの攻撃は通らない」
「けど、今のミキなら………」

「ツインドライブ!」
【アップストリーム・ドラゴン】トリガーなし
【キラキラ・ワーカー】ヒールトリガー
「(やっぱり引いてきた、しかもヒール)」
「ダメージゾーンのイシュメを回復!パワーはイフェメラルワンドへ!」
イフェメラルワンドの杖から放たれた光がクロノビートの巨体を転倒させる
【クロノジェット・ドラゴン・G】トリガーなし

「今のミキは強い………私のやりたいこと………」
明確な目標を定めた今のミキに対して、自身の望む世界が見えないミライ
「スタンドアンドドロー」
ドローした時を刻む乙女 ウルルのカードを見て自身のGゾーンを見つめる
「こうなったら今の私にできるすべてをこのファイトで出し切る………それに………きっと私にも見つけられる気がする、だから、力を貸して」
ミライの手の中にはクロノジェット・ドラゴン・G
クロノから受け継いだ彼女の分身
「駆け抜けろ!共に進む新たな世界!ライド!クロノジェット・ドラゴン・G!」
いつものようにマフラーのような装飾をはためかせ立つクロノジェット・ドラゴン・G
その眼は真っ直ぐイフェメラルワンドの姿を見据え
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