暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第259話 森の家でバーベキュー大会を
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もない。

 高難易度エリアでもあっという間に攻略していっていた。
 そんな道中の会話。

「たまにはクラインに礼もしとかないと、な……」
「最奥でドロップするお酒、ね。確かに割に合わないわ」
「ニヒヒ。リューに飲まスと、面白イと訊イタからナ。オレっちとしては楽しミだ」
 
 アルゴの一言にピクリと反応するのはリュウキ。

「………それ、何故知ってる?」

 それ(・・)とは、リュウキの中でもトップクラスの黒歴史。
 リズにある事無い事を誇張して教えられた事もあって、何が本当で何が嘘なのか、さしの眼を持つリュウキでもそこは視抜く事が出来ず、である。
 だから、アルゴの言葉に反応しても当然の一言。

「もっちろん! キー坊ダ」
「……そうか。(覚えとけよ……キリト)」
「リュー。顔が怖いヨ。マァマァ良いじゃナイか。ブレイコーってヤツだ。仲間内のお酒の席は楽しイって言うシさ! 今度はオレっちも呼んでクレヨ」
「オレは別に良いが。……飲まないし」
「エ――。お酌サセテくれよー」
「……アルゴ。そもそもお酒は無理でしょ。未成年だし」
「ムフフ〜 おねーさんはどうでショー? まっリアルの情報はご法度(タブー)ダシ。女のコに歳訊くのはデリカシーに欠けるゾ? シノノン。と言う訳で、歳はトップシークレット」
「別にいい。そもそも興味ない」
「……うゥ それはそれでショックだヨ(あぅ リューにこの話題フッタの失敗だったヨ……)」

 色々喋りながらも要所要所できっちり、ばっちり結果を残す3人。
 問題なく最奥まで到達し――無事、ヨツンヘイムで採れる高級酒を数十本ゲットしたのだった。















 
 

 そして その日の午後。


 PM 1:00

 
〜 新生アインクラッド 第22層 アスナとキリトの家 〜






 スリーピングナイツの皆に加えて、各種族の領主たちとその側近、つまりこの世界の重鎮と言って良いメンバーも集まってなかなか普段では見られない光景となっていた。
 いち早く、絶剣と剣聖の名をよく聞いている、と言う理由で 風妖精族(シルフ)のサクヤと猫妖精族(ケットシ―)のアリシャが興味津々に話しかけていた。

「君たちが《絶剣》と《剣聖》の2人か。噂には聞いていたが………」
「だよねだよねー。思ってたよりもずっとずっと可愛いネ〜〜。その可愛さ、アスナちゃんやレイナちゃんの2人に匹敵するヨ。うん、可愛い〜♪」

 流石にストレートに可愛い、と言われたから、ユウキは照れてしまった様で顔を赤く染めた。ランは少し余裕はある様だ。ぺこりと頭を下げた。

「あはは……。あ、ボクも領主さんが来るって聞いてたからさ
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