暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第259話 森の家でバーベキュー大会を
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ている、と言う印象があったのが正直な気持ちだったが、一番話をしていたと思う。

 ランのユウキに対する想い、姉としての考えと気持ちを打ち明けてもらったりして、レイナにとっても『とっても勉強になるなぁ』と真剣に訊いたり、レイナのアスナに対する想いはランにとっても『勉強になります』と言う感じでお互い様だった。

 そして 勿論メインはリュウキの話。

 それはキリトとユウキの話と似ている。

 メカトロニクス・コースでの勉強会を隼人が講師で行っている、と言うのをランは聞いていたから、最初から興味津々だった様だ。

 その結果、ランがリュウキの教え方が凄く上手だと絶賛したり、色々と質疑応答が続き、会話が弾んでいく。レイナも最初は 理解してふんふん、と頷いていたのだが、更に深く、深く、コアの話になっていくと……なかなかついていくのが難しくなっている。多少齧った程度では、まだまだ難しい、と言う事だ。今後とも頑張ろう! と気合を入れるとともに、ランと楽しそうに話す隼人を見て、やっぱり姉の様にやきもきさせてしまう。そんな所は本当に似た者姉妹だと言える。

 何よりレイナが一番嬉しくて、そして 申し訳なさもあったのが隼人の


『レイナは笑顔が良い。笑顔が一番だ。…………うん。良かった』


 と言う言葉だった。

 最近沈んでいた事。結城本家との絡みや母とのやり取りで悩んでいた事。やはり隼人には見抜かれていた様だった。それでも安易に踏み込めない。踏み込んではいけない領域と言うのがある、とずっと待っていたらしい。綺堂さんや時折家に訪れる渚さんからのアドバイスもいただいたとの事。



――恋仲であれば 悩みを打ち明けてもらい、共に悩み、解決へと導く事も大切ですが、時には見守る事も大切。傍で笑顔でいてあげる事。いつでも傍にいる、と安心させてあげる事が何よりの励みになります。



 と最後には渚さんに諭された様だった。

 玲奈はやっぱり、大人の人にはまだまだ敵わないなぁ、と実感しつつ 改めて心配をかけた事を謝り、そして 改めて皆に感謝をするのだった。
 

















 更に3日後。

 AM10:00



〜 新生アインクラッド 第1層 はじまりの平原 〜


 何故、この場所に来ているのかと言うと、本日開催される催し、盛大なバーベキュー大会の準備の為だ。
 集まる予定のメンバーはリュウキ、キリト、アスナ、レイナ、リズベット、シリカ、クライン、リーファ、シノン、エギルと言ったいつものメンバーに加えて、ユウキやランのスリーピングナイツのメンバー。更に風妖精族(シルフ)のサクヤ、リタ。猫妖精族(ケットシ―)のアリシャ、果ては|火妖精族
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