第七十六.五話 δ
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千冬が目を覚ましたのは、朝の8時だった。
いつもより遅く起きた彼女は、とりあえず朝食を作る事にした。
冷御飯を温め、インスタント味噌汁を作る。
食事を済ませた彼女は、久々のオフをゆったりと過ごす事にした。
「………………」
彼女は、少し気になっている事がある。
弟と義妹の事だ。
昨夜あれだけ激しいプレイをしていた二人はまだ起きていない。
『あ、千冬。昨日千冬がオナッて罪悪感にかられて見るのやめた後のプレイすごかったよ』
「言うなアリス」
『試しに見に行こうよ』
アリスに言われ、彼女は弟の部屋へ向かった。
そして、部屋の前へ来た。
ガチャリ…とドアを開けた。
刹那、千冬の胎が疼いた。
それだけの匂いが、ドアの隙間から溢れた。
きぃぃ…とドアを開けた彼女の目に入ったのは、ベッドの上で義妹にのし掛かる弟だった。
「なんだこれは…」
千冬がおおきなベッドに歩み寄ると、瓶を蹴った。
弟の部屋にはありそうもない化学薬品をいれるような小瓶。
彼女はその空の小瓶を拾い上げ、ラベルを読んだ。
「嘘だよな一夏…? まさか一本飲んだのか…?」
『そうだよ。ログでも一本丸々煽ってたよ』
千冬がベッドへ上がる。
僅かに見える接合部の下のシーツは、布が吸いきれなかった白濁した液体で覆われていた。
「これ全部一夏のせっ…せいっ…せいぇ…き…なの…か?」
既に千冬の顔は真っ赤だ。
『取り敢えず抜いてあげなよ千冬』
「ぬい?……まだいっ…いれた…ままなのか!?」
『そうだよ。あとまだ媚薬の効果は切れてないみたいだから襲われないよう気をつけてね?』
「え?」
『あれ?千冬としては襲われた方がいいもかな?』
アリスの呟きを無視して、千冬は弟の脇に手を入れた。
そして、ゆっくりと持ち上げた。
ずるるるる……と義妹を貫いていた豪槍が引き抜かれた。
千冬は思わず手を離しそうになった。
「ふぇ?え?うそ?これ一夏の…一夏の…ぺ…ぺ…ぺに…す…?」
未だに雄々しくそびえるそれはまさしく槍だった。
長く、太く、黒く、熱い。
女を貫き、屈服させ、征服する『槍』。
『うわぁ…』
そして、その槍に貫かれていた義妹を見る。
ごぷ…こぷ…
その女陰からは、精液が溢れだしていた。
千冬がそっと弟をベッドに下ろす。
そして、うつ伏せの義妹を仰向けにした。
「………………冗談だろ?」
義妹の下腹部が僅かに膨らんでいた。
「え…ぇろ漫画じゃあるまいし…」
『千冬もエロ漫画とか読むんだね。
そっかぁ。時々待機状態の私をおいてどっかにいく
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