★【後編】狼の牙が折れる時(ダリル・ケイシー)
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まあ、経験量が桁違いだから仕方がないか。
思い直して、次は只の水と、避妊薬を取り出す。
(面白い反応しそうだから、黙っとこう)
手早く溶かすと、位置を替えてダリルに飲ませてやる。
「ほら、冷たい水だよ?」
「…………ふぁい」
朦朧とした意識で、大人しく水を飲むダリルに、満足の笑みを浮かべる。
完全に屈服してるな。
俺の心は満足した。後は身体だけか。
ニコニコしながら、太郎はダリルが飲み干すまで待った。
その後、ベットの端に座った太郎は、フラフラな彼女を抱き上げ、ゆっくりと膣に挿入した。
簡潔に言えば『対面座位』と呼ばれる体位である。
これは女性が好みやすい体位と言われているが、これを太郎が選んだのはそれが理由ではない。
そっと彼女の後ろに回していた手を緩める。
「…………んっ!」
数瞬後、自身の不安定な状態に気づいたダリルが夢中で太郎の体を抱き締める。
そう、ベットの端などの高さがある場所でこの体位をすると、どちらかがちゃんと抱き締めないとバランスを崩して女性側が背中から落ちる。
予想通り、抱き締め返してくれたダリルを再度抱き締め、再度動く。
先程とはまた違う上下の振動に、彼女の顔がまた快感に蕩けた。
「しゅごい、しゅごいです、これ!」
快楽の連続に言葉も蕩けたダリルの耳元に、太郎は囁く。
「ダリル、ダリルは何だ?」
その言葉に、つっかえながらダリルが応える。
「わ、私は亡国きぎょ…………んむっ!?」
応えようとしたダリルの唇をついばみ、言葉を止める。
あえて再度冷えきった口調でダリルに促す。
「違うだろう、ダリル。その前に、お前は俺にとって『何』だ?」
その言葉の口調に、慌ててダリルは『訂正』する。
「ダリルわぁ、太郎さんのぉ、おんなです!」
その言葉に腰のグラインドを更に激しくして応える。
「そっかあ、こんな可愛い女が出来て、嬉しいな」
しっかりと肩を抱いてホールドすると、彼女の耳元で囁く。
「じゃあ、赤ちゃん出来てもいいな?」
その言葉に、とろけていた脳が一時的にクリアになるも、拒否する言葉は、口に出す前に消えた。
(無理だよぉ、こんなに強いヒトから、逃げられないもん)
監禁か、言葉攻めか、もしくは抱かれた時か。
元、女尊男卑の気の強い性格であった、ダリル・ケイシーという女性は、山田太郎という悪辣非道の『男』に、屈服していた。
「はい…………ダリル・ケイシーは、太郎さんの女です」
その言葉に、さらに彼女の腰を持ち上げ、自身のぺニスに叩きつけるかのように動かしていく。
「んぐっ、またっ、またっ、またヘンになっちゃう、へんにな
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