★【後編】狼の牙が折れる時(ダリル・ケイシー)
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
意外にも、ダリルの予想に反して、声を掛けはしたものの、太郎は直ぐにダリルを浴室に誘おうとはしなかった。
むしろ、お代りの有無を聞いたり、食後の珈琲を入れるなど、拍子抜けするくらいゆっくりと時間を使った。
その余裕のある態度に、ダリルは困惑するも、だからといってこのままダラリとするわけにはいかない。
慌てて食事を済ませ、太郎についてくるダリルを誘導しながら、太郎は彼女に見えないように笑みを浮かべた。
(よしよし、『自分から』動き始めたな)
太郎が善意から待っていた訳がない。
太郎が行ったのはどん底の扱いから急に立場を引き上げられた事による『不安定な今の自分の立場への恐怖』を利用したもの。
ダリルが自ら太郎の言うことを聞くための思考誘導である。
(さて、仕込みは上々、後は…………)
勿論、お楽しみタイムである。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
更衣室についた太郎の行動は徐々に大胆になっていく。
ダリルの服を、撫でるように触れながら、次々とボタンを外していく。
あっと言う間に、彼女の上半身はキャミソールとブラだけになる。
「手、挙げな」
短い太郎の言葉に反応し、直ぐに両手を挙げると、同時に脱がされるキャミソール。
その手は下がると同時に、ダリルのブラのホックを外していた。
「きゃっ!?」
プルン、と音がするくらい、勢い良く乳房がまろびでる。
急に胸をはだけさせられた事に羞恥し、ダリルは慌てて両手で隠すが、それを許す太郎ではない。
「下も俺が脱がしてやろうか?」
その言葉に赤い顔を太郎に向けて軽くにらむが、そんなことで止まる訳がない。
むしろお楽しみタイムの邪魔をしたダリルを逆に睨み付ける始末だ。
「…………わ、私が自分で脱ぎます」
諦めたダリルは、ズボンを手早く脱ぐと、覚悟を決めるかのように、ゆっくりとショーツを下に下ろしていく。
(ゆっくり脱ぐなんて、サービス精神旺盛だな)
その姿を、勿論太郎はじっくり視姦する。
透き通るような白い肌、そして自己アピール通りのボン・キュッ・ボンのナイスバディ。
運動しているからか、ツンと張った豊かな胸の頂上には、桜の花びらのように鮮やかなピンク色の乳首が自己主張をしていた。
また、今、正に脱いでいるショーツから見えるのは、綺麗な形のヒップに、整えられた髪と同じ陰毛で隠されたヴィギナ。
その姿に満足していると、全裸になったダリルが恐る恐る太郎に伺う。
「あの…………ぬ、脱ぎました…………けど」
「そうか、じゃあ次は俺を脱がしてくれ」
その言葉に目を丸くするも、ダリルに拒否権はない。
四
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ