勧誘
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ックワークス》はビビの命を狙ってきたのだ。
軽々しく敵の射程圏に入るものでない。
それに今のアキトではビビを守ることも厳しい。
普段の実力の2割の実力さえ引き出せるかも怪しいところなのだから。
「……すみません、アキトさん。」
アキトの言葉を受け、彼女は冷静さを取り戻し、振り上げていた己の武器を収める。
だがそれよりも……
「アキト、ビビ───!助けてくれ───!」
「俺達捕まっちまったんだよ───!」
「アキト、ビビ、ごめんなさい……。」
先ずはクロコダイルに掴まったルフィ達の救出が先だ。
少し敵に掴まるのが早過ぎると思うが。
アキトは嘆息しながらビビを引き連れ、クロコダイルの下へと向かうべく階段を下り、席に座る。
こうしてアラバスタ王国の王女であるビビと王下七武海サー・クロコダイルが遭対するのであった。
▽▲▽▲
目の前では今なおビビとクロコダイルの口論という名の睨み合いが繰り広げられる。
「それにしてもよくこの場まで辿り着いたものだな。」
「当然じゃない……!」
ビビは剣?な雰囲気を隠そうともしない。
そんな殺伐とした雰囲気の中、アキトは……
「あ、これ美味しいのでお代わり頂けます?」
絶賛食事中であった。
「ふふ、残念ながらお代わりはないわ。」
それは残念。
アキトは素直に引き、次の料理へと手を伸ばす。
驚くことにクロコダイルが用意した料理は普通に美味しかった。
アキトの手は止まらない。
「あ、ズルいぞ、アキト──!」
「あんたは黙っていなさい、ルフィ。きっとアキトには何か考えがあるのよ。」
ナミの期待を裏切るようで悪いが、策など初めから何もありはしない。
海楼石の牢が相手では能力者であるアキトでは流石にどうしようもない。
見ればビビとクロコダイルの口論は佳境を越え、終わりを迎えようとしていた。
「だが、死ぬのは、このくだらねェ国だぜ、ミス・ウェンズデー?」
「…!」
遂に耐え切れなくなったビビがその場から跳躍する。
「お前さえいなければこの国はずっと平和でいられたんだ!」
「"孔雀""一連スラッシャー"!」
ビビが放った攻撃は奴が座する椅子ごと両断し、クロコダイルの顏を破壊する。
「うおおっ!?」
「殺ったか!?」
「……無駄だ。」
ビビの渾身の一撃を受けたクロコダイルの顏は崩壊し、否、砂へと変わり周囲へと霧散した。
「気は済んだか、ミス・ウェンズデー?」
「こ
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