暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
イギリス滞在四日目夜。

「すぅ…すぅ…」

「くぅ…くぅ…」

「うにゅ…」

『で、ますたーはこの幼女ハーレムからどうやって抜け出すつもりなの?』

普通に抜け出すよ。

上に乗ってるエレンを浮かせ、リムと円香に抱きつかれている両腕を解く。

そのあとでエレンを下ろせば、はい終わり。

ほらな?

『でも、円香が起きちゃったみたいだよ?』

それくらいどうとでもなるさ。

『俺』だぞ?

「おにーちゃん……?」

「少しトイレに行くだけだよ」

【邪眼】解放。

「だからさ、寝てていいよ」

カクン、と円香が意識を失って、再び静かな寝息をたて始めた。

『ますたーが「身内」に邪眼を使うなんてね。
それも光波振動じゃなくて、「本物」の邪眼を』

制御はできてる。何の問題もない。

『よう…一夏。ずいぶんと面白ぇ物持ってるじゃねぇか』

奏…起きてたのか。

『あたりめぇだろうが。先輩殿が今日は寝るなとうるさいんでね』

『ますたーに何かあったら奏も困るでしょ』

『まぁ、そうなんだがよ』

さて、つぎは…

「奏。出てこい」

影からスッと奏が出てくる。

首を傾け、奏に差し出す。

「血をくれてやる。『好きなだけ』飲め」

「正気か?」

「ああ。正気だ」

奏が俺に抱きつき、首筋に牙を突き刺す。

体から血が抜かれていく脱力感とは真逆に、体の奥底から力が溢れ出す。

やがて、奏の背が高くなり150センチ程になった所で牙が抜かれた。

「ここら辺にしとくぜ。あんまり吸うと、存在力まで奪っちまいそうだ」

奏が抱擁を解く。

どうやら今のコンディションが奏と俺がそれぞれの最高値らしい。

奏が再び影の中へ潜る。

「じゃぁ、行くか。オルコット城へ」

side out







オルコット城 地下

そこでは一人の気の弱そうな男が複数人の女性と話していた。

男の目の前には白衣を来た女が立っており、その後ろに武装した十数名の女達が控えていた。

「ヴィーティング殿。本日は誠にありがとうございます」

「いえ、我々も仕事ですから」

ファントムタスクのヴィーティングは、とある手術を行う為にイギリスのオルコット城へ来ていた。

ヴィーティングというのは魔剣の名前でありあらゆる傷を癒す剣だ。

そしてそのコードネームを与えられたこの女は元医師の、科学者だった。

その専門は遺伝子工学から機械工学まで多岐に渡る。

「我々も。新世代ISの可能性をみたいのですよオルコット卿」

「それでエクシアが助かるなら。願ってもないことです」

今回彼女は心臓
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ