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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八話
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「「ラファール!」」
ISを纏い、ガトリングを『敵』に向ける。
「なっ!?ロック出来ねぇだと!?」
普通なら出る筈のレティクルが出ない。
「故障!?こんな時にかよ!?」
「オータム!目測でいいから牽制!」
射撃を始めたが、効果があるように見えない。
弾は当たっている筈なのに、闇はうろたえない。
こちらへ近づいてくる一方。
まるで弾がすり抜けているか、当たる直前で消えているような…
刹那、とてつもない衝撃を受けた。
あちらが反撃してきたのだ。
その衝撃はエネルギーシールドに阻まれたものの、城門に叩きつけられた。
「スコール!?」
望遠モードでハイパーセンサーを使うと、闇がこちらを睨んでいた。
「っ!?」
全てを見透かされたような、全てを貫かれたような…そんな感覚。
目の前に大きな物…ラファールがたっていた。
オータムが私の盾になるように立っている。
「なにしてるのオータム!逃げなさい!」
「やだね!お前を置いて逃げれるかよ!」
「<すばらしい愛だな。オータム》}
声が響いた。
くぐもったようで、機械音声のようで、澄んでいるようで、男のようで、女のようで、よく通る不思議な声。
ハイパーセンサーの視界から、闇が消えた。
「な!どこ行きやがった!?」
〔【ここだよ》〉
気づけば、闇が目の前…私とオータムの間にたっていた。
「テメェいつの間に!?」
オータムが振り返り、闇にガトリングを突きつける。
≪〔一つ問う。お前達は望んでここにいるのか?それとも上の命令でか?」>
「上からの命令よ…でなければあんな女の警備なんてしないわ」
〔(そうか。なら…お前達はファントムタスクに忠誠心はあるか?
ないのなら、俺の下僕になれ。そうすれば命だけはたすけよう]』
オータムが私をじっと見つめる。
転落したオータムを助けたのは…私。
きっとオータムは組織への忠誠ではなく、私に対する信頼で組織にいる。
私は…組織に恩義がある。
でも…そんな物はオータムにくらべれば…
「ある。でもオータムの為ならいいわ」
闇がかき消えた。
月光を吸い込む漆黒の髪。
宝石よりも輝く黄金の瞳。
「これで契約は成された!俺の駒になれ!
モノクローム・アバター!」
「お…オリムラ・イチカ……!?」
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