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ハルケギニアの電気工事
外伝2:頑張れ?『改革推進部・事務局』!!
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護具というものの材料が足りなくなったので取りに行かれるのだそうですが、私達には考えられない位遠くまで行くのだそうです。
 まだ7歳でそんなに遠くに行くなんて、何かあったらと心配なのですが、先々週も行ってきたという事で、安心して欲しいと言われました。でも、どうやって行くのでしょうか?

 その後、アルバート様の出発時間に合わせて、『事務局』全員でお見送りに行きました。何故かお屋敷の訓練場から出発するそうで、アルバート様の母上様と妹様や、執事さんとメイドさん達も来ています。馬車は来ていなくて、訓練場の真ん中に網で出来た籠が置いてあるのが不思議でした。籠の中には色々な食料品やお酒の他に何に使うのか解らないような物がも入っていましたが、アルバート様ってあのお歳でお飲みになるのでしょうか?
 私達が訓練場に着いてすぐ、アルバート様が来られて、母上様達とお話しされてから、私達の方に来てくれました。
 私はアルバート様の不在の間の事をお願いされて、お任せ下さいと申し上げた後、あんなに多くの荷物をどうやって運ぶのかお聞きしました。そうするとご自分の使い魔が運んでくれると言う事です。こんな大量の荷物を運べるような使い魔なんているのでしょうか?今まで見た事のある幻獣で一番沢山運ぶ事が出来そうなのは竜籠位ですが、それでもこれだけの量を1頭で運ぶのは無理だと思います。まさか何頭も連れて行く何てことは無いでしょう。
 アルバート様からこれから使い魔を呼ぶから驚かないようにと言われて、みんなで大丈夫ですと答えましたが、その後初めて目の前に飛び出してきた使い魔を見たとたん、余りの事に頭の中が真っ白になってしまいました。多分みんな揃って気を失っていたと思います。アルバート様に治療をしていただき、何とか私が最初に気が付いたようですが、旅立つ前にお力を使わせてしまい申し訳なく思いました。それにしてもなんという使い魔でしょう。大きくて、恐ろしいほどの迫力があり、それでいてとても綺麗な不思議な使い魔です。
 アルバート様から使い魔の名前が『ヴァルファーレ』という事や、異界というこの世界とは別の世界から来た事を伺いましたが、良く解りませんでした。それでもちっとも怖い生き物ではないという事は理解出来たので、少し安心出来ました。
 アルバート様は、この使い魔に乗って空を飛んでいくのだそうです。あんなに大量の荷物を持って空を飛ぶ事が出来るなんて、信じられないような力があるのですね。それにしても、空を飛ぶって怖いような気もしますが、一度は飛んでみたいようなあこがれもあります。

 アルバート様は『ヴァルファーレ』さんの背中に座席を取り付け、荷物を『ヴァルファーレ』さんの足にロープで繋ぐと、ご自分も座席に乗り込んでベルトで身体を固定しました。なるほど、ああしておけば振り落とされるような事も
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