第二章
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角だからな」
「その時はな」
「一緒に飲めよ」
「そうするな」
実際にとだ、こう言ってだった。
パウロはまた血を飲んだ、飲むと妹の笑顔が頭の中に浮かんだ。今は生き分かれているたった一人の肉親と。
血の味 完
2018・5・20
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