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リング
215部分:ラグナロクの光輝その六十九
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何だよ、最後の最後まできてそれかよ」
 ジークムントはジークリンデの艦橋でそれを聞き顔を顰めさせた。
「ったくよお、ふざけた話だぜ」
「それに帝国軍はまだ多くの艦隊を持っています」
「要塞との複合攻撃を受けたならばそれでこちらが大きなダメージを受けます」
「ですから。今は慎重にお願いします」
「その為に今我々がラインに向かっているのだな」
「はい」
 ワルキューレ達はタンホイザーの言葉に応えた。
「そうです」
「おそらく彼等は我々に対して大規模な攻撃を仕掛けてくるでしょうが」
 彼女達はタンホイザーに対して説明する。
「それを一気に掻い潜り」
「ニブルヘイムに入ります」
「ニーベルングのいる宮殿にだな」
「それしかありません」
 またタンホイザーに言った。
「最後の勝利の為には」
「私としてはこのままライン周辺を押さえて持久戦に持ち込んでもいいと思うのだがな」
 ローエングリンの言葉は現実的なものであった。
「それは駄目なのか」
「それはあの惑星に関しては無駄です」
 ワルキューレ達はそう述べる。
「要塞の奥深く、惑星の深部に大規模な農業プラント及び工場を持っていて」
「資源も無尽蔵です。持久戦もあまり効果がありません」
「だからニーベルングは今までアースと戦ってこれたというのだな」
 トリスタンがそれを聞いて言った。

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