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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica15-B局員狩り〜Brother and sister showdown〜
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際のリスクがあるけど、破壊さえしてしまえば、リカバリーされない限りは使用不可だ。

「させないよ・・・!」

――クロスファイアシュート――

スバルの蹴りをレールガンで受け止め、蹴り飛ばされながらも発射してきた魔力弾、およそ50発が、「まずい・・・!」あたしへと迫ってきた。あたしは後方に「ラウンドシールド!」を展開して、両手に持つ“クロスミラージュ”を頭上に高く放り投げる。

「借ります!」

そして大砲を拾い上げる。ものっすごい重かったんだけど、なんとか慣性コントロールで抱え上げることが出来た。あたしのシールドを回り抜けてきた残りに40発くらいへと砲門を向ける。

「いっっっけぇぇぇぇーーーーッ!」

――ブラストディセミネーター――

トリガーを引いた瞬間、「っ!?」全身から魔力が根こそぎ吸い取られたような脱力感が襲い掛かってきた。しかも発射の衝撃で数mと後ろに吹っ飛んじゃうし。でも3つの砲門から数十発の散弾は発射されて、迫り来ていたお兄ちゃんの魔力弾を全弾迎撃できた。

「ぅく・・・。お兄ちゃん、よくこんなモンスターデバイスを連射できて・・・」

あたしは1発撃っただけでもう疲労が。尻餅をついたことで痛むお尻を他所に大砲を地面に落として、近くの地面に刺さった“クロスミラージュ”を取りに行く。ひそかに考えてた、大砲を撃った後に落ちてきた“クロスミラージュ”を空中で掴み取り、地面に落とした大砲を突き刺して破壊、というちょっと格好つけた処理は出来なかったけど・・・。

「クロスミラージュ!」

≪Connect cable≫

“クロスミラージュ”のグリップ底から魔力ケーブルを生成して2挺を連結させる。左手に持つ“クロスミラージュ”を「せい!」と大砲へと向かって投擲。魔力刃が砲身の真ん中に突き立った。さらにあたし自身も大砲の元へ急ぎ、そして右手に持つ“クロスミラージュ”の魔力刃で直接大砲を切断して破壊した。

「ああああああ!」

お兄ちゃんの悲痛な叫び声。心苦しくはあるけどこんな物騒なデバイスは必要ありません。次に狙うはスナイパーライフル型の“ラストオーダー”。あたしの視線の先に“ラストオーダー”があることに気付いたお兄ちゃんは「もうこれ以上は許さないよ!」って怒った。

「このデバイスだけは使いたくはなかったけ――」

「キャリバー・・・!」

そんなお兄ちゃんの背中に入るスバルの強烈な蹴り。お兄ちゃんは「うごっ!?」とうめき声を上げながら反り返り、「ショット!」の掛け声と一緒に背中に打ち込まれた追撃の拳でお兄ちゃんは大きく殴り飛ばされて、ある1本の木に叩き付けられたこと止まった。

「あー・・・やりすぎた・・・?」

「・・・良いわよ。防護服を着ているし、たぶんこれくらい
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