暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica15-B局員狩り〜Brother and sister showdown〜
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体勢のまま、前へ向かってヘッドスライディング。落下中、頭上を砲撃が通り過ぎて行った後、霧散した。

(曲がる砲撃は1回しか軌道修正が出来ない・・・?)

たぶんそれだけでも重要な情報だと思う。でもま、お兄ちゃんは今日この場で捕まるから、この情報もすぐに役に立たなくなると思うけど。次のウイングロードへと落ちる中、あたしは「クロスファイアシューット!」と、展開した魔力スフィアから10発と魔力弾を一斉発射。

「射砲撃戦で僕に勝とうとするのは諦めた方がいい。君らの確保を僕の任務とするが、何も撃墜してから、というわけじゃないんだ。大人しく投降してくれれば、僕としてはとても助かるんだ」

――ブラストディセミネーター――

あたしの弾幕を散弾で迎撃するお兄ちゃんは、“ラストオーダー”の砲門をスバルへと向けて・・・

――スパークジャベリン――

その砲門から「電気変換・・・!?」された直射砲が発射された。落雷のような大きな轟音を発しながら発射された電撃砲をスバルは「うわっ!?」とウイングロード上を疾走して躱すけど、ウイングロードが撃ち抜かれて、しかも「きゃうん!?」スバルがビクンと大きく痙攣した。

「スバル!?」

ぐらっと体が傾いていって、ウイングロードから落ちそうになった。お兄ちゃんへの攻撃を中断したあたしはウイングロード上を全力で走っては下を走るウイングロードに飛び降りて、スバルの元へと向かう。あたしがスバルの元へとたどり着くより早く、デバイスの両方を手放した「お兄ちゃん・・・!?」がスバルを受け止めて、そのまま地面に降り立った。

「言ったろ。君たちを撃墜するのが目的じゃないって」

お兄ちゃんがそう言いながらスバルを地面に下ろした瞬間、スバルが「せいっ!」とブレイクダンスの技の1つ、ウィンドルだっけ?みたいな動きをして、お兄ちゃんの両足を蹴り払った。そして両手を使って跳ね起きながらスバルは「でぇーい!」と両足による突き蹴りを食らわした。

「ぐあああ! お、お礼ではなくこの仕打ち・・・!」

「た、助けてもらったのは感謝ですけど、やっぱりあなたは敵さんなので!」

――リボルバーキャノン――

――ハイプロテクション――

「ぐぅぅ・・・!」

容赦なくお兄ちゃんに“リボルバーナックル”の一撃を打ち付けるスバル。お兄ちゃんはとっさにバリアを前方に展開して直撃は防げたけど、その衝撃には踏ん張りきれずに吹っ飛ばされた。

「ティア!」

「え・・・ええ!」

――クロスファイアシュート――

背中から地面に叩き付けられたお兄ちゃんへと魔力弾30発を撃ち込んでく。今のお兄ちゃんは、確認できている4つのデバイスの内3つをそこら辺に転がしてるから無手だ。だからお兄ちゃんは半球状のバリ
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