第37話
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々の協力によって、止まっている時は勿論走っている時も自動的に”導力”が補充され続けるため”補充”の手間を必要としないのです。」
「あら……”燃料の補充”も必要としないなんて、とても便利ね。さすがはウィルの子供達ね。」
「はい。”導力”を自動的に補充させるという事は、もしかして”導力”を自動的に回復させる為のアクセサリーやクオーツ等もこれらのバイクに内蔵しているのでしょうか?」
セリカの質問に答えたアリサの答えを聞いたロカは感心した様子で導力バイクを見つめ、シュリは自身の推測をアリサ達に訊ねた。
「フフ、まさにその通りですわ。」
「それにしても”導力技術”が存在しない異世界の方の割には随分と”導力技術”についてもご存知のようですが………どなたか、知り合いに教わったのでしょうか?」
シュリの指摘にシャロンが頷いている中アリサは不思議そうな表情でシュリに訊ねた。
「シュリは元々技術関係を学んでいて、”匠王”であるウィル様や導力技術に詳しいゼムリア大陸の知り合いからも”工匠”や”導力技術”についても学んでいたから、シュリはこう見えても技術関連にはとても秀でているのよ♪」
「マ、マリーニャさん。幾ら何でもさすがにそれは言い過ぎですよ………」
「フッ、だがウィルに加えて”三高弟”の一人であるラッセル博士の孫娘から学んだのだから、そこらの技術者よりはシュリの方が圧倒的に優れていると思うぞ?」
マリーニャの答えを聞いたシュリは恥ずかしそうな表情で答え、その様子を見たヴァイスは口元に笑みを浮かべて指摘した。
「ええっ!?”匠王”に加えてあのラッセル博士の孫娘からそれぞれの技術を学んだのですか!?」
「うふふ、シュリ様は技術の師にとてもめぐまれた方なのですわね♪」
ヴァイスの話を聞いたアリサは驚き、シャロンは微笑みながらシュリを見つめた。
「………それで?ARCUSUに加えてこんな物までわざわざ用意して、何故俺達に何の見返りもなく渡す事にしたんだ?」
一方ヴァイスの真意が気になったセリカはヴァイスに真意を訊ね
「それは勿論”ディル=リフィーナ中にその名を轟かせている程の使い手であるセリカ”が旧知の仲とはいえ、わざわざ世界を超えて俺の頼みに応えてクロスベルに来てくれたのだから、俺からのせめてもの感謝の気持ちだ。ARCUSUに導力バイク……どちらもお前達にとってはお前達の世界でも役立つ物だから、金にも困っていないお前達の場合、金よりもこういった実用的な物の方が助かるだろう?」
(クク、確かにセリカはその名をディル=リフィーナ中に轟かせてはいるが、少なくても良い印象ではないだの。)
「………確かにな。――――そういう事ならば、ありがたく受け取っておこう。」
ヴァ
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