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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第37話
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同で開発したお前達専用の特注の移動用の道具だぞ?」

「え……セティさん達と共同で……それも移動用の道具ですか?」

「フフ、ウィルの子供である彼女達も関わっているのだから、どんな物なのかかなり興味が湧いてくるわね。」

セリカの問いかけに答えたヴァイスの答えを聞いたシュリは目を丸くし、ロカは微笑んだ。そしてセリカ達は話に出た”道具”を受け取る為にヴァイスとアリサ達と共にエレベーターでタワー地下にある駐車場まで下りた。



〜B1F〜



「これは…………」

地下に到着し、アリサとシャロンの先導によって数台の導力バイクが置かれている場所まで移動して導力バイクを見たセリカは目を丸くし

「こちらは”導力バイク”といいまして、”導力技術”が存在しない異世界の方々である皆様方にわかりやすいように説明しますと、馬の代わりになる機械の乗り物ですわ。」

「”導力バイク”は機械ですから当然馬のように馬自身の疲労や餌の準備と言った生物に関して発生するその他諸々の問題は発生しませんし、”導力車”と違い、狭い道や山道と言った所も走行可能ですから、主に街道を外れた場所を散策する遊撃士達が購入しています。」

「まあ……それは便利ですね。」

(フム、確かに馬と違って生死を気にする必要はない上、疲労もせぬから便利だの。)

「………あの横についている物はなにかしら?」

シャロンとアリサの説明を聞いたシュリとハイシェラは興味ありげな表情を浮かべて導力バイクを見つめ、導力バイクに接続されているサイドカーが気になったロカはアリサ達に質問した。

「あちらは”サイドカー”といいまして、導力バイクを運転をしない方が乗り込む事で導力バイクの運転者の方と共に導力バイクで移動する為の物ですわ。」

「なるほどね……という事はサリアとレシェンテ、後はナベリウスはサイドカーに乗る事が決定ね。」

「なんじゃと!?わらわもあの導力バイクとやらを運転したいぞ!」

「サリアも運転したいです〜!」

「………わたし……座っているだけで移動……楽……サイドカー……いい………」

サイドカーの説明を聞いたマリーニャの提案を聞いたレシェンテとサリアが反論している中ナベリウスだけマリーニャの提案に頷いていた。



「レシェンテとナベリウスの背では運転するのに無理があるし、馬術の経験もないサリアには危なすぎる。――――それよりも俺達の為に特注で作ったと言っていたが、どこが特注なのだ?」

「あ、はい。通常導力バイクは戦術オーブメントのように導力バイクを動かす為に燃料である”導力”が必要なため、”導力”が無くなれば”導力”の補充を必要とする手間が発生しますが、これらの導力バイクはセティさん達――――”工匠”の方
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