第37話
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しても、絶対に阻止すべき事だもの。」
「黄昏……起こる事………わたし達の世界……冥き途………影響あるかもしれない、から……タルちゃん、セリカ達を手伝えって……言った………」
ヴァイスの指摘に対して静かな表情で答えたセリカはロカに視線を向け、視線を向けられたロカは微笑みながら答えた後表情を引き締め、ナベリウスは淡々といつもの調子で答えた。
「―――手紙の内容によりますと、”三帝国交流会”の際にも結社の残党による”実験”がある為、私達にも協力して欲しい事が手紙に書いてありましたが……具体的にはどのような協力をすればいいのでしょうか?」
「それは勿論、結社の残党共をわらわ達に始末して欲しいからに決まっているじゃろ!敵がわざわざ分散して現れてくれるのじゃから、始末して敵の戦力を低下させる絶好の機会じゃしな!」
「何であんたは真っ先にそんな物騒な考えを思いつくのよ………」
「ふえ?でも、敵さん達をやっつける為にサリア達、またみんなで一緒にゼムリア大陸に来たのじゃありませんの?」
シュリはヴァイスに要件を訊ね、ヴァイスが答える為に胸を張って答えたレシェンテの推測を聞いて呆れているマリーニャの言葉を聞いたサリアは無邪気な様子で首を傾げた。
「ハハ、まあレシェンテの推測も遠からず当たっているが………セリカ達に実際に動いてもらう事になるのは恐らく明日になると思われる。よって、今日は英気を養ってくれ。――――何だったら、魔力補充の為に”幻獣”を狩るか?もしそのつもりなら、リィン達に渡したのとは別の過去の”幻獣”が現れた資料を渡すが。」
「お前は俺を何だと思っている……?確かに魔力補充は俺にとっては必須だが、マリーニャ達がいるのだから、わざわざ必要もないのに”幻獣”を狩るつもりはない。」
「――――それよりも、その口ぶりですと”碧の大樹”が消滅してから現れなくなったはずの”幻獣”が再びクロスベルに現れたのですか?」
ヴァイスの問いかけにセリカは呆れた表情で答え、ロカは真剣な表情でヴァイスに訊ねた。
「ああ。そうなったのも”並行世界の新Z組”によると、”巨イナル黄昏”の前兆としてエレボニアとクロスベルの霊脈が繋がりつつある影響との事だからな。」
「それは………」
「………現時点でも、既に影響は出始めているという事か。」
ヴァイスの答えを聞いたシュリは不安そうな表情をし、セリカは静かな表情で呟いた。
「ああ、恐らくな。――――そうだ、お前達が来てくれたら渡そうと思っていた物があったから、それを今渡す。」
「へ……あ、あたし達に渡す物、ですか?」
「サリア達に何をくれるのでしょうか〜?」
ある事を思い出したヴァイスの言葉を聞いたマリーニャは不思議そうな表
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