第37話
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30分後ヴァイス達との面会を終えて執務室を出たマキアスは面会の際に紹介されたクロスベル軍警察のオペレーターを務め、ヴァイスの側妃の一人でもあるフラン・シーカーに軽く会釈をした。
「そうなんですか?それじゃあ、遠慮なくよろしくお願いします、フランさん。」
「はい〜。フフ、それにしてもあの”旧Z組”の人とこんな形で知り合うなんて、不思議な出来事ですね〜。」
「……?フランさんは僕達―――”旧Z組”の事をご存知なのですか?」
ライナーの言葉に頷いた後微笑みながら呟いたフランの言葉が気になったマキアスはフランたちと共にエレベーターに向かって歩きながら不思議そうな表情でフランに訊ねた。
「フフ、マキアスさん達――――”旧Z組”の方々は当然知っていますよ〜。私は以前”特務支援課”のオペレーターを務めていましたので。」
「!フランさんがあの”特務支援課”の関係者だったとは………という事は僕達”旧Z組”の事はリィンやセレーネから?」
「はい〜。あ、エレベーターが来たみたいですよ。」
驚いている様子のマキアスの言葉に頷いたフランはエレベーターの中へと入り、マキアスとライナーもフランに続くようにエレベーターの中へと入った。するとその時別のエレベーターが到着し、エレベーターからセリカ達が現れた。
「へ…………」
自分達が乗っているエレベーターの扉が閉まる瞬間、別のエレベーターから降りたセリカの横顔や後ろ姿が見えたマキアスは呆けた声を出し
「どうしたんだい、マキアス君?」
「い、いえ。一瞬知り合いに似た人物が見えたような気がしたのですが……多分、他人の空似だと思います。第一その人物はリィンと常に一緒にいますし。」
ライナーに訊ねられたマキアスは戸惑いの表情で答え
「???」
「不思議な事もあるんですね〜。」
マキアスの答えにライナーは首を傾げ、フランは呑気な様子で答えた。一方セリカ達はヴァイスを訊ねていた。
〜執務室〜
「―――誰だ?」
執務室でヴァイスが一人で様々な書類のチェックをしていると扉がノックされ
「――――セリカだ。」
「ああ、そのまま入ってくれ。」
扉の外から聞こえた来た声を聞いたヴァイスが入室の許可を口にするとセリカ達が部屋に入って来た。
「どうも〜、1年半ぶりですね〜、ヴァイスハイト皇帝陛下♪」
「もう、マリーニャさんったら………―――お久しぶりです、ヴァイスハイト皇帝陛下。」
「えへへ〜、また会えたです〜。」
「うむ、久しぶりじゃ!」
「久し………ぶり………」
セリカと共にいた青髪のメイド――――セリカの”第二使徒”のマリーニャ・クルップ、シュリ、緑髪をツインテールにし
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