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マイ「艦これ」「みほ3ん」
EX回:第56話(改2.0)<海岸へ向かう>
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さんが割り込む。
「ダメダメ、見晴らしの良い所ぉ、あの駐車場で、お願い」
「アイ、シスター」

ワゴン車は海の見える駐車場に入った。私たちはそこで降車した。

「ジャ、ワタシ軍のシゴト、あルから」
手を振りながら陽気に立ち去る彼。妙に疲れた。

でも、さすが青葉さん、陽気に手を振る。

そんな彼女の姿を見ながら私は言った。
「記者は、どんな環境でも強いね」

「え?」
大きな目をさらに見開いた彼女が振り向く。

「いや、なんでもない」

「さてと。先ずは写真を撮ってから」
既に、何枚か撮影してる。

「……皆を探しても良いですか?」
撮り終えるや否や、こっちを向く彼女。

髪の毛が風に舞って日の光を反射していた。一生懸命撮影している青葉さんの姿は、とても輝いていた。正直、彼女にはドキッとさせられる瞬間が何度かあるな。

(これでも従軍記者兼、艦娘なんだよな。信じられないけど)

「司令?」
私が無反応なので、ちょっと怪訝(けげん)そうな目をしてこちらを見る彼女。

「聞いてます? 司令……さっきから」
「……あ! ごめん。良いよ」
ちょっと上の空だった私は慌てて応える。

「はぁ……」
少し大きく肩でため息をつく青葉さん。

(あれ? 怒るかな)
……と思いきや急に悪戯っぽい表情になった。

「へへ……司令って私服だと全然、締まらないんですね」
「は?」
「イイ・ケ・ド!」
また謎めいた反応を……どうして彼女は普通の人とは違う言動で人を惑わすかな。

彼女の青い髪の毛が風になびいてサラサラとストップモーションのように見えた。まさに、きらめく瞬間だ。
(これが青葉さんらしい輝きなんだろうな、きっと)

「じゃあ、海へ行きましょう!」
「あ、ああ」
彼女も仕切るタイプだよな。

とりあえず『艦娘の人口密度』が高そうな海岸通りから長い砂浜へ降りてみる。

「あ、居た居た!」
……急に大声。瞬く間に青葉さんは索敵を完了したのだ。

波打ち際で艦娘たちがキャッキャッと、はしゃいでいるのが見えた。さすがに水着ではないが。その近くに座って喋っているのはダブル龍田さんだ。

「おーい!」
「うぁ、ビックリした」
青葉さん……

「いきなり大声を出すな」
横にいる私の立場も少しは考えて欲しい。

直ぐに向こうの艦娘たちも気付いた。

「ぉーぃ」
こちらに手を振ってくれた。彼女だけでなく艦娘たちは皆、楽しんでいるようで、私は安心した。あの演習でショックを受けたのではないかと心配だったから。

「テイトクー!」
「おや?」
妙に爽やかな笑顔の比叡が……。

「あ、2号の比叡ですね」
青葉さんの説明で私はハッとした。

「あ
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